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Hitachi

株式会社 日立システムズ

一般財団法人あんしん財団様

プライベートクラウド構築ソリューション

一般財団法人あんしん財団様

所有から利用へ─組織はクラウドで進化する

保険加入者55万人のデータをハイブリッドクラウドへセキュアに移行、経営環境の変化に強いシステムを構築

1964年の創立以来、中小企業の健全な発展と福祉の増進に寄与することを目的に特定保険業を営んできた一般財団法人あんしん財団様(以下、あんしん財団様)は、保険加入者55万人※のデータを含む財団内の全システムを、日立システムズが運用するプライベートクラウド環境へ移行しました。
高いセキュリティレベルが要求される特定保険業のため、あんしん財団様がクラウド移行で特に重視したのが、セキュアな移行作業とセキュリティ面の信頼性。日立システムズは、長年にわたるITサービスの豊富なノウハウと高品質なプロジェクトマネジメント力を生かし、あんしん財団様のシステム基盤をスムーズにプライベートクラウドへと移行しました。

※2017年9月時点

あんしん財団様 プライベートクラウド構築ソリューションの導入効果

70台を超える社内サーバーを確実にクラウドへ移行


クラウド環境への移行により空室となったサーバールームは、今後執務スペースとして利用されます

サーバールームで運用されていた70台以上のサーバー群は、日立システムズのクラウド環境へと確実に移行されました。これによりあんしん財団様は、機器や設備の老朽化、停電、災害対策から開放されることになりました。

クラウドリソースをフル活用し全国34拠点400台のPCを仮想化


全国34拠点400台のシンクライアント端末には、クラウド上のリソースが利用されています

あんしん財団様では以前より役職員のPC端末をシンクライアント化していましたが、クラウド移行後は仮想化に必要なリソースをクラウドから臨機応変に調達できるようになり、急な人員増加にも柔軟に対応できるようになっています。

国内データセンター2拠点運用で大規模災害にも安心の備え


金融系企業ユーザーも多く利用している、日立システムズが保有する国内データセンター

あんしん財団様のシステムは、日立システムズの国内データセンター2拠点を利用し、メインデータセンターとバックアップデータセンターがそれぞれ電力供給源の異なるエリアに配置されています。大規模災害時にも業務継続が可能な体制が実現しています。

システム監視・運用BPOでオペレーター5名の作業を削減

あんしん財団様のシステムは、日立システムズが24時間365日体制での監視・リモート運用を行っています。これまでシステム運用・監視業務のため、5名のオペレーターをサーバールームに配置していましたが、その負荷は大幅に軽減されました。

システムのクラウド移行と同時に業務プロセスの再設計も実施

今回のプロジェクトでは業務プロセスの再設計も同時に行われました。ITサービスマネジメントの国際規格ISO20000に準拠する形でシステム運用プロセスを見直すことで、作業の自動化や、属人性が排除されたシステム運用業務が実現しています。

サーバーからPC、プリンターまですべての機器をワンストップ調達

システムのクラウド移行にともない、関連する情報機器のリプレイスも実施されました。サーバーやPC端末はもちろん、プリンター、ルーターなど必要な機器は日立システムズがすべてワンストップ対応することで、システム基盤の刷新がスムーズに実現しています。

あんしん財団様向け 「プライベートクラウド構築ソリューション」の提供イメージ

※リソースオンデマンドサービスは、日立システムズが提供するクラウドサービスです。

あんしん財団様が新システムの基本設計を行い、日立システムズはクラウド基盤上の環境構築から機器調達を担当しました。55万人を超える保険加入者の個人情報を含む財団内システムをクラウドへ移行するため、2年以上に及ぶ工程が立案され、あんしん財団様と日立システムズが綿密に連携しながら、共同でテスト、移行作業を実施しました。万が一の事態に備え、最終移行作業は2017年5月の連休中に実施され、スムーズなクラウド移行が実現しました。新システム稼働後の現在は、日立システムズが24時間365日体制でシステム監視・運用業務を担当しています。

導入のポイント

ハイブリッドクラウド

お客さまニーズにあわせて適材適所のクラウドを提案

新システムは、ハウジングと日立システムズが提供するクラウドサービス「リソースオンデマンドサービス」を組み合わせたハイブリッド方式で運用されています。適材適所のクラウドサービスを選定することで、システム運用面の利便性向上を実現しています。

ハウジング

他ベンダーが開発したシステムのクラウド移行にも対応します

あんしん財団様の基幹システムは、他ベンダーの開発環境を用いて作られたオープン系のスクラッチシステム。日立システムズは、システムの開発環境や開発元を問わず、安全・確実にクラウド基盤への移行を実現します。

システム監視・運用

24時間365日のシステム監視・運用体制

新システムでは、24時間365日体制の監視と運用に必要なジョブの実行を日立システムズが担当しています。電話、メール、ワークフローシステムを用いた指示や情報のやり取りで、安定したシステム運用が行われています。

日立システムズの強み

お客さまのデジタライゼーションに貢献する。真のワンストップサービスだからできること。

今回構築したハイブリッドクラウドや、AI、IoTなどの新たなテクノロジーを駆使したシステムの構築から運用、保守はもちろん、データセンター、ネットワークやセキュリティの運用・監視センター、コンタクトセンターといった実際にビジネスを行ううえで欠かせないインフラを活用し、サービスを提供。
人とITのチカラを結集した真のワンストップサービスで、お客さまのデジタライゼーションに貢献し、ビジネスの発展・変革を支えます。

お客さまインタビュー

足掛け2年のプロジェクトでしたが、緻密なマネジメントで工程の遅れはゼロ。
豊富なナレッジの提供により、当法人のシステム運用レベルを向上させてくれました

─ 財団内の全システムをクラウドに移行したきっかけを教えてください。

以前はオフィス内にマシンルームを設け、全てのシステムをオンプレミス環境で運用していました。しかし、マシンの老朽化対策や、オペレーター5名で24時間365日監視・運用する業務負荷はとても大きなものでした。あらゆる産業でクラウド化が進む時代ですから、当法人も今後は“所有”から“利用”へ舵を切ろうというのが経営層の方針としてありました。
ただし、クラウド化において懸念されたのがセキュリティです。当法人の業務は特定保険業のため、加入者さまの個人情報を多くお預かりしています。
クラウドをどこまで、どのように活用するかは議論のポイントになりましたが、最終的には “日本国内のデータセンター”かつ“プライベートクラウドで運用する”という方針が決まり、クラウド化へと踏み切ることになりました。

─ クラウド移行のパートナーに日立システムズを選定した理由を教えてください。

既存システムをそのままクラウドへ移行し、変わらぬ操作性を保ちたいと考えていました。そこで、当法人の基幹システムと同じオープン系システムの業務経験が豊富であること、また、金融系システムのクラウド運用経験があることをベンダー選定の条件とし、数社によるコンペを実施しました。
各社の提案を比較してみると、日立システムズの提案は細部にわたって緻密で、最も具体的でした。前例のないプロジェクトでは予想外の出来事が多々起こります。だからこそ、さまざまな状況を想定し、プロジェクトの細部までイメージできている日立システムズにお願いすることにしました。

─ 日立システムズのサービス品質はいかがでしたでしょうか。

特に感心したのはプロジェクトマネジメントの品質です。足掛け2年にもわたる大きなプロジェクトで、途中何度か方針転換がありつつも、マイルストーンに定めた工程について遅れはゼロでした。プロジェクト途中に確認された課題は100件近くありましたが、プロジェクト終了後の振り返りでは全ての実装が確認できており、そのクオリティの高さには改めて驚かされました。
システム運用のナレッジについても参考となるものが数多くありました。システムをオンプレミス環境で長年運用していると、独自運用になってしまい、標準から離れていくことがあるのです。今回、クラウド移行後のシステム監視・運用も日立システムズにアウトソースしていますが、新たな運用方法をご提案いただき、運用の自動化や標準化を実現できたことも良かったです。システム運用の基本に立ち返ることができ、当法人のシステム運用レベルを向上させてくれたのではないかと思います。

─ 当初目的の“所有”から“利用”への移行は実現できましたでしょうか。

目的が達成でき、大きな成果が得られたと思っています。オンプレミスの頃にはシステムリソースの拡張が簡単にはできませんでしたが、現在はクラウド上のリソースを増減することで迅速に対応できるようになりました。経営環境が大きく変化するような状況にも、柔軟に対応できる基盤が構築できたと思います。
また、BCP対策の観点からも、データセンターの地震対策や電気設備などは大変優れているので、長年の懸念だった災害対策という面でも、“所有”から“利用”への移行によるメリットが得られていると思います。

お客さまプロフィール

一般財団法人あんしん財団ロゴ

一般財団法人あんしん財団

設立
1964年11月16日
職員数
287人(2016年2月1日時点)
代表者
理事長  山岡 徹朗
事業内容
1: 中小企業における特定保険業
2: 中小企業の災害防止に関する調査研究及び災害防止活動に関する助成、指導援助
3: 中小企業における災害防止のための機械、設備等及び職場環境改善に係る費用の助成 ほか
URL
https://www.anshin-zaidan.or.jp/

今回の取材にご協力いただいたお客さま

ご協力ありがとうございました。
*本内容は2017年11月時点の情報です。
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

詳しく知りたい方はこちら

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。