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専門家コラム:ソーシャルメディアから読む消費者動向

【第5回】Twitterから見た、今取り入れたい「鍋」メニュー

毎年この時期になると体を温める食べ物が恋しくなりますよね。
個人的な話で恐縮ですが、毎週木曜日の夜に友達の家でヨガをして、終ったら皆で鍋を食べています。なぜ毎回「鍋」なのかというと、(1)ヘルシー (2)調理が簡単 (3)種類が豊富だからです。(個人的には今回そのレパートリーを増やしたいと思います(笑))
皆さんが「鍋」についてどのように考えているのか、今回は「鍋」をソーシャルデータで調べてみます。

ソーシャルメディアからみた「鍋」とは

上記は「鍋」をキーワードにしたTwitter・ブログの投稿年間推移です。
鍋の関連ワードは気候に応じて発言数が増減しますが、意外にも発言のピークは11月で、最も寒さの厳しい12月~2月頃は減少傾向にあります。また、「鍋の季節」というキーワードが含まれていたのは、11月のピークに向けた9月~10月でした。

鍋に対するソーシャルメディア上での印象は?

「鍋」に関しては「好き」「美味しい」など、ポジティブなワードが多くプラスの印象が強いようです。そしてネガティブワードに関しては約3%のみで、ほかのワードと比較しても極端に少ないのが特徴と言えそうです。

「鍋」と一緒に出現するキーワード上位100個を調べてみると、鍋の種類やレシピ、最後のシメについての発言が多く見られました。その中でも家で食べる「鍋」を連想させる「鍋パーティー」「鍋奉行」「鍋の素」というキーワードが全体で約9%を占めており、鍋に関する発言のピーク期間(9月~2月)では「鍋パーティー」というキーワードが常に10位以内に入っていました。

一方で「お店」というキーワードは9月にしか出現していないことから、「鍋」自体は家で食べる派が多いと考えられます。

ひとりでも鍋は人気?

「鍋」は大人数で食べるだけのものかといえば、実はそうではありません。
昨今の個食の増加による影響もあるためか、「一人鍋」というキーワードも現れています。「一人鍋」は、「鍋」と同様に11月がピークで、発言が減少するのは3月、4月頃でした。そのため、メーカーや小売りの鍋関連商品は春先まで一定の需要が見込めるものと考えられます。

飲食店で取り入れていきたい鍋メニュー

それでは、飲食店等では、どんな鍋メニューを取り入れていくのがいいのでしょうか?
メニュー検討に役立つキーワードがないか、以下の切り口で調べます。

  • Twitterで出現率の高い鍋の種類
  • 鍋に使われている食材
  • 鍋のシメの人気ランキング

1.Twitterで出現率の高い鍋の種類

鍋の種類としては「キムチ鍋」「チゲ鍋」など、辛みや熱さを強調するような味付けが人気のようです。また「モツ鍋」「カレー鍋」「豆乳鍋」「トマト鍋」「水炊き鍋」「ちゃんこ鍋」は、人気メニューとして常に上位を占めています。しかしそのほかの鍋にも約30%の発言があることから、ほかに無いニッチな鍋が開発できれば注目を集めることはできそうです。

2.鍋に使われている食材

Twitter上で「鍋」に使われる食材を調べると以下の結果になりました。

鍋で利用される食材を大きく分類すると、その半数は「野菜」が占めていました。その中で、「鍋」の発言数が多い11月の内容を見ると「牡蠣」や「タラ」が上位に登場します。鍋の季節では、他店との差別化を図るためにも、限定メニューとして旬の食材を取り入れていくことも重要なことと言えそうです。

3.鍋のシメの人気ランキング

鍋と一緒に発言されているシメの種類は以下の通りでした。

  • *上記は、「鍋」「シメ」と一緒に発言される上位のキーワードにランクインしていた「シメ」の種類です。
    「―」は、上位圏外のため表記していません。

「うどん」「ラーメン」「雑炊」が上位に挙がっています。秋から春の間は安定して「うどん」が多く、次に「ラーメン」の順が多いようです。ただ、夏の間は「ラーメン」が多いという結果がでています。これらを意識して、最後のシメのメニューを季節感によって変えてみるのも面白いかもしれません。また、一言で「うどん」「ラーメン」「雑炊」といっても、トッピングを工夫したりすることもできます。それぞれの鍋メニューに合ったシメのキーワードに着目することで、お店独自のメニューを検討すると話題性が高まるかもしれません。

以上、Twitterの年間データから「鍋」について調査しましたがいかがでしょうか。
今回はTwitterからの分析でしたが、日記のように書かれるブログであれば、さらに「いつ」「どこで」「どんな鍋を」「どんな風に」食べられているかや、「鍋と一緒に並ぶメニューは何か」など、具体的に知ることができるかもしれません。
また、そこから見えたキーワードをそれぞれの業種、業界に関係のあるキーワードと組み合わせることで、お客さまのニーズに合う商品の企画検討へ生かしていけるかもしれません。

今後もソーシャルメディアデータ分析では消費者の嗜好や新しい商品・サービスの発掘、意外なキーワードを違ったテーマで提供します。

※ Twitter1/10サンプリングデータ:Twitter総数の10分の1のサンプリングデータです。

本コラムは当社ツール「ソーシャルデータ活用・分析サービス」を活用しています。
Twitterやブログなどの大量のソーシャルデータを効率的に分析することで世の中の動向や消費者の想いなどを見てみませんか?

「ソーシャルデータ活用・分析サービス」の機能紹介

※ コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。

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