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専門家コラム:ソーシャルメディアから読む消費者動向

【第4回】次のブームは「塩レモン」?ブログから話題の調味料を探る

過去に「食べるラー油」「塩こうじ」など口コミやTVなどをきっかけにブームが起き、一般の消費者から外食企業・メーカーまで巻き込み、定着していった調味料があります。次はどのような調味料が出てくるのか、料理好きな方はもちろん、飲食業界の方も興味ありませんか?
最近耳にする機会も増えた「塩レモン」は、はたして話題に挙がっているのか?新たなワードがでてくるのか?今回は、「話題」「調味料」をキーワードにブログ上のデータを調査しました。

今、話題の調味料について

上記は「調味料」を話題にしたブログの投稿年間推移です。

さらに、最近どんな調味料が話題になっているのか調査します。

それでは、具体的に「調味料」についてどんなことがソーシャルメディア上でつぶやかれているのか「調味料」と一緒に投稿されていたキーワードから分析してみましょう。

今年の3月~5月のワードの中に「塩レモン」という新しいワードが出現しています。

「塩レモン」とは簡単に言うとレモンの塩漬けです。瓶など密封された状態でレモンを皮ごと漬け込み、1週間~1カ月ほど発酵させてレモンごと刻んで料理に使います。
それでは「塩レモン」についてブログの動きはどうでしょうか。

上記は「塩レモン」をキーワードにしたブログの投稿年間推移です。ブログの5月の「塩レモン」関連の投稿数はおよそ3,000。これは4月までの平均投稿件数のおよそ3.3倍で、強い興味を持って発言されています。

続いて、「塩レモン」と一緒に発言されているワードを見ていきます。

「塩レモン」で注目されているキーワードについて

集計データから、大きく分けて3つの内容が注目されていることが分かりました。

  • 材料の「レモン」について
  • 「塩レモン」を活用した調理法について
  • 「塩レモン」の作り方について

(1) 素材の「レモン」について

レモンを皮ごと漬ける「塩レモン」は、その特性上、国産レモンであるかどうか、無農薬かどうかなど「レモン」そのものについて気にされる傾向があるようです。「レモン」について注目されているキーワードは大きく分けると「国産」「安心」「値段」の3点でした。ブログを見ると、「塩レモン」を作られる方の多くは、国産レモンを利用している傾向が高いようです。「近所・親戚・農家の方から貰う」、「直売店で安くたくさん購入する」、「B級品(形が悪くて傷があるもの)を取り寄せている」など入手する方法を工夫されている方がいることも分かりました。また、皮ごと使うため防腐剤不使用のものを推奨されていて、レモンの表面にツヤを出すために塗られているワックスについて気にされている方も多く、「ワックスを取り除く作業」について紹介されているブログもありました。
レモンの販売業者や飲食店などでのメニュー開発では、こうした消費者が興味・関心を寄せているキーワードに意識を向け、配慮していくことで他店との差別化が図れるかもしれません。

(2) 「塩レモン」を活用した調理法について

「塩レモン」を利用したメニューについては、汁やレモンを皮ごと使ったサラダ、ドレッシング、肉料理やあんかけ焼きそば、セロリやさつまいものポタージュなどの料理が紹介されていました。また「塩レモン」から進化させた「塩こうじレモン」に挑戦した声もブログに少しずつ登場しています。「塩レモン」「塩こうじレモン」どちらも簡単でシンプルな料理がひと手間加えた味にできることが人気の秘訣のようです。「塩こうじレモン」は「塩レモン」よりも味がまろやかで旨味があり、和え物やパスタにも使うとの意見もありましたので、この点も商品開発の参考にもなるのではないでしょうか?

(3) 「塩レモン」の作り方について

自家製の「塩レモン」の作り方を公開するブログも多いようです。基本的な作り方は同じですが、「塩の分量」や「漬ける期間」「瓶詰めしてからひっくり返す」など、それぞれ工夫を行うことで風味や香りなどの違いを楽しまれているようです。
また、塩は「粗塩」派が多い傾向にあり、塩の分量は10~20%が多数で、保存用として70~80%という少数意見もありました。漬けてから数日の水分量で濃度の調整をしている方や保存期間は数カ月から年単位のものまであり、中には試行錯誤するうちに、柚子や柑橘類でも試されている方もいるようです。作り方をひと工夫することで一人ひとりの好みに合った個性的な味を出していけるかもしれません。お店でのメニュー開発やご家庭で作られる際に、参考にしてみてはいかがでしょうか?

今回は「話題の調味料」から出現数の多かった「塩レモン」について調査しましたがいかがでしょうか。

ソーシャルディア上でも話題性が高くなりつつある「塩レモン」。今はまだ家庭での作り方や調理方法が話題の中心になっています。飲食店のメニューや弁当販売などの商品企画で活躍するのは、これからかもしれません。また、「塩レモン」に限らず、消費者の興味・関心の高いキーワードをいち早くキャッチすることは、他社に先駆けた販売戦略の検討に役立ちます。同じキーワードでも視点を変えることでさまざまな業界でお役に立てるかもしれません。
今後もソーシャルメディアデータ分析では消費者の嗜好や新しい商品・サービスの発掘、意外なキーワードを違ったテーマで提供します。ご期待ください。

本コラムは当社ツール「ソーシャルデータ活用・分析サービス」を活用しています。
Twitterやブログなどの大量のソーシャルデータを効率的に分析することで世の中の動向や消費者の想いなどを見てみませんか?

「ソーシャルデータ活用・分析サービス」の機能紹介

※ コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。

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