
BtoB(法人向け)営業というと、営業員個人の知識や感性・個性に頼った、従来から変わらない個人奮闘型の営業スタイルで実施している企業が多いようです。BtoCの世界では、デジタルマーケティング、ソーシャルメディアの活用など、広告・宣伝、販売にインターネットをフルに活用した取り組みが盛んです。ところがBtoBの世界となると、どうしても営業員の介在が必要で、営業方法を変えていくことが中々難しいようです。
最近は、その営業スタイルがSFA(Sales Force Automation:営業支援システム)の導入や顧客情報データの一元管理、Webマーケティングの推進など、「営業の見える化」が進み、営業効率の改善が行われている。確かに、SFAは1990年代後半から導入する企業が増えてはいるが、うまくいった事例は意外と少ない。SFAは、企業での経理システムと同じようなもので、会社の経営になくてはならないものであるが、立派な経理システムを作っても、会社の業績がアップすることを保証することはできない。SFAも経営的観点からは必要なものであるが、それだけで会社の受注・売上アップを促進するものではありえない。
WebやSFAを活用することは、営業の効率化には必須であるが、それだけに頼っていて果たしていいのだろうか。受注・売上を増やすには営業員個人の顧客ニーズの把握力、顧客への機を捉えた折衝・クロージング活動が必須です。営業員が普段行っている営業活動を代行したり、情報をタイムリーに提供して、営業活動をいかに効率的にサポートしていくかが重要なことです。現場の営業員がインターネットや情報システムの仕組みを最大限に活用する営業手段こそがリード・ナーチャリング(見込み顧客の育成・醸成)ではないかと考えます。
今後、国内市場が縮小していく中で、今までの営業やマーケティングの方法を冷静に見直し、Webサイトの活用、顧客情報の有効活用をする、真に営業の効率化を実現する「営業イノベーション」を提案したいと思います。
インターネットを活用した営業方法の改善に関心、意欲を持たれている方に、Webサイトやシステムの詳しい知識がなくてもご理解いただけるように、以下のテーマについて、毎回、できるだけ平易な文章でわかり易く書いていきます。
第1部 営業の現状を知る
第2部 Webサイトを活用するマーケティング
第3部 営業員とWebを連携したマーケティング
※テーマ項目は変更する場合があります。
ネットビジネス・コンサルタント 池上 正夫

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。
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