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株式会社 日立システムズ

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2015年2月24日
株式会社日立製作所
株式会社日立システムズ
株式会社日立パワーソリューションズ

株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭、本社:東京都千代田区/以下、日立)、株式会社日立システムズ(取締役社長:髙橋 直也、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)、株式会社日立パワーソリューションズ(取締役社長:小田 篤、本社:茨城県日立市/以下、日立パワー)の3社は、このたび、メガソーラー向けオペレーション・アンド・メンテナンスサービス(以下、O&Mサービス)を、共同で提供していくことを決定しました。3社の強みを融合し、サービスメニューを拡充するとともに、ITを活用した新たなサービスの提供を、2015年4月以降、順次開始します。

日本のメガソーラー市場は、固定価格買い取り制度が導入されて以降、大きく伸張しています。建設されたメガソーラーは、故障の早期発見や迅速な修理により、利用率低下を最小限に留めていくことが重要となるため、今後は高品質なO&Mサービスのニーズが高まってくると予想されます。

日立は、メガソーラーの建設や、高信頼で高効率な機器で豊富な実績を有しています。また、日立独自の高感度故障診断アルゴリズムをストリングモニター*1に付加することで、高感度で太陽光パネルの故障を検出できる高感度故障診断サービスで高い評価を得ています。
日立システムズは、IT技術やデータセンター、全国約300カ所の保守サポート拠点などを活用し、インターネットを用いて発電状況を遠隔監視する太陽光発電管理システムや、エンジニアを活用した太陽光パネルの点検サービスなどを提供しています。
日立パワーは、電気設備の保守における豊富な実績と経験を有し、変電設備からパワーコンディショナー、太陽光パネルに至るトータルでのメンテナンスサービスと全国約40カ所の保守サポート拠点にエンジニアと保守部品を配置し、迅速な復旧サービスを提供しています。

日立、日立システムズ、日立パワーの3社は、これまで、それぞれ独自にメガソーラー向けO&Mサービス事業を展開してきましたが、メンテナンスコストの低減や、複数かつ広範囲に分散設置されたメガソーラーの効率的な一括管理、太陽光パネルの交換・点検による発電停止時間の最小化など、多様化・高度化するお客様のニーズに応えるため、このたび共同でO&Mサービスを提供することを決定しました。3社の技術・ノウハウを融合し、高品質なO&Mサービスメニューを体系化するとともに、電力設備に関する知見とIT技術を活用した新しいサービスの提供を2015年4月以降、順次開始します。また、3社合計で全国約340カ所の保守サポート拠点などを活用し、迅速にサービス提供する体制を構築します。

従来のO&Mサービスに加え、今後提供予定の新しいサービスは以下の通りです。

1.クラウド型太陽光パネル故障診断サービス

(1)ストリングモニター併用型

一般的なストリングモニターによる故障診断の約7倍*2の感度で太陽光パネルの故障を検出でき、既にオンサイト設置型で実績のある、ストリングモニターを活用した高感度故障診断サービスを、今回新たに、クラウド環境で提供するものです。診断範囲はストリング単位(太陽光パネル十数枚程度)となります。

(2)センサーレス型

ストリングモニターを設置することなく、パワーコンディショナーからのデータで稼働状況を分析し、故障を検出する診断サービスを、クラウド環境で提供するものです。これまで培ってきた高感度故障診断技術を活用し、一般的なストリングモニターのみの故障診断と比較すると、約5倍*2の感度で太陽光パネルの故障を検出可能です。診断範囲はパワーコンディショナー単位(太陽光パネル1,000枚程度)となります。

クラウド型太陽光パネル故障診断サービスは、発電所に専用サーバーを設置する必要がなくなることに加え、常に最新のシステムを利用できることが特長で、2015年7月より提供を開始する予定です。当初は日立製パワーコンディショナーを導入しているお客様を対象とし、その後順次適用可能範囲を拡大していきます。
また、一般的な遠隔監視サービスも、同時にクラウド環境で提供することが可能です。さらに、クラウド型太陽光パネル故障診断サービスでストリング単位あるいはパワーコンディショナー単位で故障を検知した場合に、どのパネルが故障しているか、現地で1枚単位まで特定するサービス(オンサイト故障パネル特定サービス)も提供可能です。

2.スマートデバイスアクセスサービス

スマートフォンやタブレットなどから場所を問わず発電所の稼働状況を確認できるサービスです。2015年4月より提供を開始する予定です。日立、日立システムズ、日立パワーの遠隔監視サービスを導入しているお客様へのオプションサービスとなります。

日立、日立システムズ、日立パワーの3社は、今後も高品質な太陽光発電所向けO&Mサービスの提供を通じて、お客様の経営効率の向上に貢献していきます。

*1
太陽光パネルを十数枚ごとの単位(ストリング)に設置したセンサーで太陽光パネルの故障を検知するシステム
*2
日立推計

太陽光発電所向けO&Mサービスメニュー

太陽光発電所向けO&Mサービスメニュー
分類 項目 内容
オペレーションサービス 監視サービス
  • 設備異常の24時間遠隔監視サービス
  • 運転レポートなど情報提供サービス
  • スマートデバイスアクセスサービス(2015年4月以降)
  • 障害受付サービス
運用代行サービス
  • パネル/設備機器の清掃
  • 事業用地の見廻り、入場立会い
メンテナンスサービス 点検
  • 日常点検サービス
  • 年次点検サービス
  • 定期部品交換サービス
  • クラウド型太陽光パネル故障診断サービス(2015年7月以降)
    (ストリングモニター併用型/センサーレス型)
  • オンサイト故障パネル特定サービス
障害対応
  • 障害対応、駆け付けサービス
*
太字は新サービス

照会先

株式会社日立製作所 エネルギーソリューション事業統括本部
新エネルギーソリューション総括本部 自然エネルギー発電運営部 [担当:上田、渡辺]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
TEL:03-4564-6437(直通)

報道機関のお問い合わせ先

株式会社日立システムズ
CSR本部 コーポレート・コミュニケーション部 杉山、住川
〒141-8672 東京都品川区大崎一丁目2番1号
TEL:03-5435-5002(直通)
E-mail:press.we@ml.hitachi-systems.com

以上

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