次の2種類の識別方法について、それぞれ複数登録できます。
たとえば、次のようなケースにおいて正確なライセンス過不足集計が要求されるためです。
【組織幹部にライセンス過不足状況を報告するとき】
所有ライセンスを最大限活用し、少しでも不正使用数が少ない状態で報告したいと思うものです。
こんなとき、部署間の過不足相殺、ダウングレード相殺などの、未使用ライセンスを無駄なく使った場合の不足数算出の機能が求められます。
【情管部門が現場にライセンス是正依頼を行うとき】
ライセンス過不足数の精度が低いと、現場から「ダウングレードで使用したりセカンドライセンスを利用しているから、実際の不足数はもっと少ないはずだ」と反論され、ライセンス是正が進まないことがあります。
【さまざまなライセンス形態の管理方法についての問い合わせ対応】
アップグレードやセカンドライセンス、ダウングレード使用など、さまざまなライセンス形態にシステムが対応していない場合、システムにどのように登録すればよいかの問い合わせが発生する場合があります。
そして、これらの運用ルールを作成することが必要になるかもしれません。
さらに、ライセンス過不足集計を出力する場合には、システムで出力したレポートをもとに、これらのライセンス形態を考慮して集計し直す作業も必要となり、運用工数が増大する可能性があります。
【システム導入時の問題】
社内の部署のなかには、Excel台帳にてアップグレードなど正確に管理している部署もある場合があります。
Excel台帳で管理しているライセンス形態にシステムが対応していない場合、システムの導入が円滑に進まないケースも考えられます。
ライセンス過不足管理画面で検索条件を指定することにより、特定のソフトウェアの過不足状況を確認できます。
オプションのスタンドアロンマシン情報登録や、インベントリ自動収集機能(LG-ICS)を導入いただくことにより、情報を収集できます。また、他社製品のインベントリ収集ツールから情報を収集し「License Guard」に取り込む形で可能です。
使用している所有ライセンスを確認できます。
特定PCのハードウェアやソフトウェアの情報を確認するための画面(マシン詳細情報画面)の「割当ライセンス/インストール情報」にて確認可能です。
「割当ライセンス/インストール情報」には管理者から割り当てられている、もしくはインストールされているソフトウェアが表示され、そうでないソフトウェアについては表示されません。
PCを移管しても所有ライセンスとの紐付けは解除されません。PCだけを他部署に移管した場合、移管元の部署から所有ライセンスが貸し出されている状態となります。
余剰ライセンスを割り当てることができます。
また、全社権限を持つ管理責任者が、異なる部署間で余剰ライセンスを割り当てることもできます。
当該ソフトウェアを過不足対象外インストールライセンスとして登録することにより、ライセンス過不足管理の対象外にできます。
当該ソフトウェアを過不足対象外インストールライセンスとして登録することにより、全社PCを対象にライセンス過不足管理の対象外にできます。
管理者あてにメールを自動送信する機能があります。
ライセンス過不足管理の充足率が、管理者が設定したレベルに到達していない場合に、管理者に対して通知メールを自動送信します。
ワクチンソフトウェアなど、セキュリティ上インストールが必須となるソフトウェアなどを管理者が事前に登録しておき(複数登録可)、所有マシン管理画面において、登録したソフトウェアをインストールしていないPCを検索することにより、一覧表示できます。
部署管理者がライセンス過不足管理画面において、未割り当てPCへのインストール数の値をクリックすることにより、不正にソフトウェアをインストールしている可能性のあるマシンや、利用者情報を表示できます。
また、たとえば、違法にSuite製品(Microsoft社Officeなど)の単体ソフトを複数PCへインストールしている場合は、ライセンス過不足管理画面の過不足数が超過している状況から不正インストールを確認することができます。
ライセンス過不足管理画面で過不足数がマイナス表示となっているライセンスの[インストール数]欄にある[未割当PCへの...]の数字をクリックします。 すると「ライセンス未割当へのインストールマシン一覧」が表示されます。そこでコンピューター名をクリックすることで、マシン詳細情報が表示されますので、使用者の状況を確認できます。
「License Guard」では、次のソフトウェア情報の項目を収集します。
[ライセンス過不足管理]画面では、管理対象コンピュータから集められたインベントリ情報に基づき、インストール数を表示しております。
このインストール数は、ライセンス総称定義で定義されたインストール情報を基準に算出されます。
よって、インストール情報の定義が無いライセンスについてはインストール数を算出出来ないため、"-"と表記されます。
◇インストール数に"-"と表示される場合
ライセンス総称定義でインストール情報が設定されておらずソフトウェアの所有登録があるライセンス。
ライセンス種別が「ユーザ固定ライセンス」とされているソフトウェアなどが該当します。
◇インストール数に"0"と表示される場合
ライセンス総称定義でインストール情報が設定されていてソフトウェアの所有登録があるが、インストールが検知されなかったライセンス。
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