ページの本文へ

Hitachi
お問い合わせお問い合わせ

(運用)「基幹システム再構築のタイミング」

失敗事例から学ぶ基幹システム構築講座「システム計画~運用」編

2013年4月、「TENSUITE」は、日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」に統合しました。
※本コラムに記載の商品情報は初掲載時のものです。

再構築のタイミング

(運用2)
「基幹システム再構築のタイミング」
業績に大きく貢献した基幹システムも、いつかは老朽化する・・・。その見極めを誤ると、経営悪化にも影響する大打撃に!再構築に適したタイミングはいつなのか?
(2010/2/8)
筆者:(IT コンサルタント)石田 富士夫

「システム計画~運用」編「基幹システム導入で目標効果を生み出す秘訣」は基幹システムの稼働後にいかに目的とした効果を上げていくかということをお話ししました。今回は、基幹システムの構築後、時間が経過し企業環境も大きく変化したときのことについて考え、基幹システム再構築のタイミングについてお話します。

基幹システムが陳腐化していく

苦労して立ち上げ、業務に大きく寄与した基幹システムも、永遠では有りません。時代の流れとともに、企業は外部環境に対応し、これに対応して内部の業務処理方法も変化していきます。企業は生き物です。そして基幹システムは企業にとって生き物の脳と神経系統のように企業の各部門の状態を統合的に把握し、コントロールしていく役割を担っています。
もし、業務や組織が変わったにもかかわらず神経系統が変化出来なければどうなるでしょうか。変化に対応していない部分で情報の欠落や誤った情報が集約されてくることになります。この情報で企業活動を運営していくことは危険です。

脳内細胞イメージ

前回(「システム計画~運用」編「基幹システム導入で目標効果を生み出す秘訣」)で述べたように、システム改善活動で対応できるうちは変化に追随できているので問題ありません。

しかし、外的な変化がある一定の範囲を超えたときに、部分的な改修ではシステムが対応できない限界が訪れます。 この限界を常に意識して、陳腐化が進行しないうちに基幹システムの再構築を決断することが大切です。

以降では、限界に気付くのが遅れた例をお話しし、基幹システムを再構築するタイミングについて考えてみます。

日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション FutureStageに関する資料請求・お問い合わせは・・・

  • お問い合わせ

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。