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「不況を勝ち抜くコスト管理」

失敗事例から学ぶ基幹システム構築講座 「ITで挑むコスト削減」編

2013年4月、「TENSUITE」は、日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」に統合しました。
※本コラムに記載の商品情報は初掲載時のものです。

コスト削減

(コスト削減4)
「不況を勝ち抜くコスト管理」
どこまで続く?低価格競争。 不況対策やコスト削減と切っても切れない「コスト管理」。 それには自社製品の見直しが必要だった・・・。 コスト削減方法を教えます。
(2009/6/12)
筆者:(IT コンサルタント)石田 富士夫

かつて経験したことのない世界的不況の環境にあって、ITをどのように武器として活用したら良いのでしょうか。 この章では製造業のコスト削減について考えてみたいと思います。

どこまで続く?低価格競争

大手百貨店・スーパーやコンビニでは低価格商品を続々と投入して競争を激化しています。 どこまでこの競争が続くかは現状では見えませんが、価格破壊が起こっていることは明らかです。 注目すべき点は、今回各社が出してきている低価格商品は以前のような単なる値引きではなく、商品のコストの一部をカットして原価を抑え低価格化を実現してきていることです。 いわゆるPB(Private Brand)商品と言われる低価格商品です。 販売の前線では各業界で落ち込んだ消費を喚起するために商品の付加価値とコストをぎりぎりまで突き詰め、「本来の価値をそのままに低価格化」を図る競争が始まっています。 商品を供給する製造業にも当然この波は押し寄せてきています。

このままの製品で生き残れるだろうか

消費の落ち込みに対して、今のところ中堅・中小の製造業は、生産調整による在庫圧縮と経費圧縮に緊急避難的に取組んでいるのが実情です。 しかしこうして在庫を圧縮し上流から需要の戻りが来るのをじっと待っていれば、消費が回復し、元の状態に戻るのでしょうか。
多くの識者はこのことに対しては否定的な見方をしています。 PB商品が良い例で、今回の不況では、製造業の業界のコスト削減にも変化が起こっています。 例えば大量販売をベースとした量産によるコスト削減、といった方法ではもはや価格競争には勝てません。 緊急対策をとりながら、不況に強い体質に変える地道な改革が今こそ必要となっています。

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