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株式会社日立システムズ日立システムズ 海外進出支援サービス

社会イノベーション事業をITで支える 日立システムズのグローバル戦略
  • 第1回 中国
  • 第2回 マレーシア
  • 第3回 インド

第3回 人口12億人を超え、中国に次いで世界第2位の巨大市場インド。5月にモディ新政権が発足したことで、日本企業の間で“インド熱”が高まっている。モディ政権が掲げるのが成長重視の経済政策、通称「モディノミクス」だ。現在のGDP成長率4%を、今後3~4年で7~8%台まで引き上げる目標を掲げる。インドには、日本をはじめ各国の企業が進出を加速し、現地企業も事業の伸張に伴いIT投資を拡大するなど、ITサービスの需要が急激に成長している。

現地IT企業・マイクロクリニックを買収


日立システムズマイクロクリニック社Tarun Seth Managing Director(左)と岡見吉規Chairman(右)

日立システムズが本格的にインドに進出したのは2014年。インドのITサービス企業であるマイクロクリニック(Micro Clinic India Pvt Ltd)と、インドにおけるITサービス事業の強化を図るため、株式譲渡契約および株主間契約を締結した。日立システムズがマイクロクリニックの株式を約76%取得し、マイクロクリニックの社名を日立システムズマイクロクリニック(Hitachi Systems Micro Clinic Pvt Ltd)に変更した。

マイクロクリニックは、インドにおける有力なITサービス企業の1社。インド国内の主要都市に合計16カ所の事業拠点と約150カ所のサテライトオフィスを持ち、ITプラットフォームの提供や保守サービスを中心に幅広いITサービスを提供している。日立システムズとマイクロクリニックは、両社の製品・サービスや技術・ノウハウ、経営リソースを組み合わせ、インド国内の現地企業および日系企業をはじめとする外資系企業に対して、IT機器調達からシステム設計・構築、運用、保守に至るまでのワンストップサービスを提供し、インドでのITサービス事業の拡大を図る。日立システムズの髙橋直也代表取締役 取締役社長は「マイクロクリニックを日立システムズグループに迎えられることを大変嬉しく思う。マイクロクリニックが有する事業拠点や豊富な人財、技術・ノウハウと、日立システムズの仮想化・クラウドサービス、データセンターの監視・運用などのマネージドサービス、セキュリティサービスを融合させた先進的なITサービスをインド全域へ展開し、めざましく成長を続けるインド経済の発展に寄与していきたい」と話す。

200社の顧客基盤と先進技術を活用

日立システムズは、中国、東南アジアに加え、インドでもITサービス事業を拡大するため、グループ会社化した日立システムズマイクロクリニックとの早期シナジー創出に注力する。日立システムズマイクロクリニックの岡見吉規取締役兼Chairmanは、今後の戦略について「日立システムズマイクロクリニックの600人を超える技術者、200社を超える強靭な顧客基盤と、日立システムズが日本で半世紀以上にわたって培ってきた先進のIT技術や、データセンターをはじめとするインフラなどを組み合わせ、成長を続けるインド経済の発展に寄与することはもちろん、東アジアをはじめとする世界のお客さまに驚きと感動のサービスを提供していきたい」と抱負を語る。
今後、日立システムズマイクロクリニックでは、新事業や人財へ積極的に投資してソリューションを拡充するとともに、日立製品を商品ラインアップに加え、現地企業および日系企業をはじめとする外資系企業に対して、インド国内のIT機器調達からシステム設計・構築、運用、保守に至るまでのワンストップサービスを提供し2015年度に約24億ルピー(約42億円)の売上を目指す。日立グループでは、インドをグローバル戦略上の重要地域に位置づけて、社会イノベーション事業の展開を加速している。日立システムズは、グループの情報・通信システムの中核企業として눓눞サービス事業基盤の確保と事業拡大に向けて、グループのシナジー効果を活用しながら目標の達成を目指す。

日立グループとしてエネルギーマネジメント実証事業に参画

日立システムズは、環境・エネルギー分野においてもインドのエネルギーマネジメント実証事業に参画、電力安定供給に貢献している。独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がインドにおいて進める再生可能エネルギーや省エネルギー分野の日本技術の実証事業13件のうちの1つに「大規模太陽光発電システムなどを利用した技術実証事業」がある。委託先企業である日立製作所や日立システムズなどは、ラジャスタン州ニムラナ工業団地において5MW(メガワット)の薄膜型太陽光パネル、多結晶型1MW(メガワット)の太陽光発電システムと複数のディーゼル発電機とを連携したマイクログリッドシステムを構築する。そして、工業団地に入居する企業および電力系統に対してクリーンかつ安定した電力を供給するシステムの有効性を実証する。インドでは電力が恒常的に不足しており、経済発展のためには高品質な電力を安定的に供給することが重要課題となっている。

現地法人トップにきく


日立システムズマイクロクリニック
Managing Director
Tarun Seth氏

インドでビジネス展開するにあたり、大切なことは

インドでは、スピーディーな対応と長期的な信頼感、そして先進的な技術力が求められている。お客様は常にクイックな対応を求めており、競合企業の動きも迅速だ。他社に負けない機敏できめ細かな対応が大切だ。その積み重ねにより、お客様やパートナーとの信頼感を醸成することが非常に重要だ。その点において、当社の中核人財のたゆまぬ努力や日立グループの総合力により、一層信頼感が増していると考えている。また、インドのお客様の特性として最新技術を好む傾向にあるので、新技術の動向を常にキャッチアップし、提案するようにしている。

日立システムズマイクロクリニックのインド拠点一覧

日系企業のインドでのサポート事例は

インド国内に16の事業拠点と約150のサテライトオフィスを有しており、これらの拠点を活用して幅広い業種の日系企業向けに、ITインフラの導入や、業務システムの導入、サポートサービスまでワンストップで支援している。また、日立システムズのITサービスやノウハウも活用し、日系企業が求めるサービスレベルに応える高品質なサービスを提供している。また、東南アジアのグループ会社(日立サンウェイインフォメーションシステムズ)とも連携を強化しており、アジア地域でのサポート体制を強化している。

会社概要

本社所在地
インド ニューデリー
資本金 470万ルピー
事業内容
ハードウェア販売・保守、システムインテグレーション、ネットワークインテグレーション、セキュリティサービス、仮想化サービス、マネージドサービス、デスクトップサービス

* この記事は、2014年10月20日~11月3日に株式会社産経デジタルの「SankeiBiz」に掲載されたものです。

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