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株式会社日立システムズ

JRA(日本中央競馬会)様

次世代の認証技術「カラーコード」を活用した入場管理システム

JRA(日本中央競馬会)様写真

お客さまの声
ICタグ、バーコードに替わる新認証技術「カラーコード」で入場管理とマーケティングデータ取得を同時に実現

JRA(日本中央競馬会)様が運営する場外勝馬投票券発売所「ウインズ宮崎」は、2014年10月より、次世代の認証技術「カラーコード」を利用した入場管理システムを稼働しました。

カラーコードは、ICタグやバーコードに替わる新認証技術として期待されています。ウインズ宮崎では、カラーコードを組み込んだ会員カードを施設内への入館パスとして利用客に配布し、入場管理と同時に利用客の属性を把握するマーケティングツールとして活用しています。これはカラーコードの可能性を広げる新しい利用事例として大きな注目を集めています。

JRA様 「カラーコード」入場管理システム プロジェクト サマリー

会員証のIT化により、マーケティングデータを取得したい


2014年10月25日(土)にリニューアルオープンを迎えた
ウインズ宮崎

JRA様の運営するウインズ宮崎は会員制施設のため、入場には会員証の提示が必要です。以前は運営スタッフが会員証の目視チェックを行っていましたが、JRA様は2014年10月のリニューアルオープンを機に、入場管理をIT化することにしました。

取り組みの背景には、効率化のほかに、マーケティングデータを正確に取得したいという目的がありました。JRA様では以前から、利用客へのアンケート調査を実施してきましたが、この方法ではマーケティングに活用できる十分なデータを収集できなかったのです。

会員証を電子化し、来場時に入館パスとしてリーダーにかざすと、入場管理と同時に利用客の属性が自動的に取得される。──JRA様は、ITでなければ実現不可能な仕組みの構築に着手しました。

コストと機能性のバランスがカラーコード採用の決め手


「カラーコード」を採用した新会員カード

入場管理の仕組みには、当初ICカードと二次元バーコードの2つが検討されましたが、どちらもJRA様の要件を満たすことはできませんでした。

まず、ICカードは導入・運用にかかるコストが高く、3,500名近い会員を対象に実施する場合、想定予算を大きく上回りました。一方の二次元バーコードはICカードよりも低コストながら、読み取り精度が低いため、来場者の負担となることが懸念され、こちらも導入は見送られました。

最後の候補に挙がったカラーコード認証方式は、ICカード、二次元バーコードを下回る予算で導入が可能なうえ、読み取り精度、スピードも申し分ないものでした。導入コスト、運用の実現性に加え、利用客の利便性向上にもつながるとの判断から、カラーコードの導入が決定されました。

わずか2週間で導入完了 JRA様の成長を支えるIT基盤へ


ウインズ宮崎に設置されたカラーコード読み取り機

入場管理システムは、作業開始からわずか2週間という短期間で導入が完了しました。日立システムズは、機器調達、ネットワーク構築、新会員証の発行などインフラ部分を担当し、JRA様は新会員証の配布および説明などの利用客対応に専念することで、新システムはスムーズなスタートを切りました。

カラーコードで取得できる利用客の属性は、氏名、性別、年齢、居住エリア、来場日時など多岐にわたります。これらのデータは、今後ウインズの新規出店検討を行う際に、施設規模や来場者数を予測するための基礎データとして活用される予定です。

次世代の認証技術カラーコードを利用した入場管理システムは、今後のJRA様の成長戦略を支える重要なIT基盤の1つとして、ウインズ宮崎の運営を支えていきます。

新認証技術「カラーコード」詳細

カラーコードとは

「カラーコード」とは、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックを基本色、グリーン、レッド、ブルー、オレンジを追加色とした、高速、高精度の複数認識が可能な次世代のカラーバーコードです。接写をせずに離れた場所からかざすだけで、高速、高精度の複数認識が可能なので、RFID(無線ICタグ)に替わる新たな認識技術としてさまざまな分野への活用が始まっています。

市販機器で低コスト導入ができる 複数コードの同時認証ができる

市販PC・Webカメラ・スマートフォン・プリンターを組み合わせ、低コストでシステム構築が可能。

複数のコードも認識範囲に収めれば、複数個の同時記録が可能。

コードの高速認識が可能 電波干渉が起こらない

カメラにかざすと瞬時にコードを認識。複数コードでも1秒以内には認識完了。※30万画素カメラの場合

ICタグと違い電波を使用しないため、医療現場や精密機器を扱う場面で利用可能。

コード数・情報量は、ほぼ無限大 さまざまなものに貼り付け可能

色と桁数を増やせばコード数、情報量はほぼ無限大に。大量のコード利用にも対応。
※𥝱は10の24乗、垓は10の20乗

色の違いが識別できれば、傾き・回転・凹凸・湾曲は問わない。汚れや水にも強い。

カラーコードの利用事例

備品管理・資産管理 入退室管理・勤怠管理

書籍や備品に貼り付けたコードをカメラで一括認識することで備品管理を効率化できます。電波を使用しないため、精密機器の管理にも向いています。

複数コードを一括認識することで資産管理・備品管理を効率化

低コストでコード発行できるメリットを生かし、イベント会場における来場者管理や、外部業者の入場管理、ワンタイム認証などに利用できます。

カラーコードと顔写真の同時記録でなりすまし防止にも利用可能

入出庫管理・物流管理 顧客管理

ほぼ無限にコード生成できるメリットを生かし、商品ごとに個別コードを割り振るといった運用が可能です。コンベアを移動する商品の高速認識にも対応。

製造ラインやベルトコンベア上の商品を高速認識し物流管理を効率化

カラーコードとCRMシステムを組み合わせることで、来店履歴や顧客属性に応じたメルマガ配信やポイント付与などの販促活動に利用できます。

入店時にカードをかざすだけで顧客の属性にあわせた販促活動が可能に

JRA様 インタビュー

「ICカードと比較すると、カラーコードの導入コストは5分の1程度。カラーコードという新技術がなければ、入場管理のIT化をあきらめていたと思います」

─今回、ウインズ宮崎に入場管理システムを導入したきっかけをお聞かせください。


日本中央競馬会
総合企画部 販売ネットワーク計画室 調査役
川崎剛氏

これまでウインズには、どんなお客さまが、どのエリアから、どのくらいの頻度で来場されているかというデータがほとんどありませんでした。アンケート調査を実施することもありましたが、単発の調査では本当の利用者の姿というものはなかなか浮かび上がってこない。正確な来場者数、お客さま属性と利用頻度の相関関係などがわかれば、今後ウインズの新設を計画する際に、施設規模の決定や来場者予測の基礎データとして活用することができます。ウインズ宮崎は会員制をとっているので、会員証をうまく利用すれば、正確な来場者データを取れるのではないか、と考えたのがIT化のきっかけです。

─入場管理の認証方法に「カラーコード」を採用した理由をお聞かせください。

当初はICカードと二次元バーコードのどちらかを採用することを考えていましたが、調査の結果、どちらもJRAの要件を満たすことはできませんでした。

まず、ICカードのネックは導入コストが高いことです。そのぶん高機能ではありましたが、私たちはシンプルな入場管理を求めていたので、そこまでの高機能は必要ありませんでした。二次元バーコードはICカードに比べるとコストを抑えられましたが、読み取りの精度とスピードが、求めているレベルよりも低く、お客さまの負担増を考えると採用することはできませんでした。

さてどうしようかと考えていたところ、調査担当者から最後に情報を受けたのがカラーコードでした。
まず導入コストが安い、というのが第一印象でした。その後、ショールームで実際に動作を確認しましたが、コードに接写しなくても認識できる、読み取り精度が高く、スピードも速いなど、機能性の面でも申し分なかった。

最終的には、機能性とコストのバランスが最も優れているカラーコードの採用を決定しました。

─コストではどのくらい差があったのでしょうか。

カラーコードは、ICカードと二次元バーコードのどちらよりも安かったです。ICカードと比較すると5分の1程度のコストで、見積書のケタが違いました。限られた予算でしたから、仮にカラーコードが無かったとしたら、入場管理のIT化自体をあきらめていたと思います。

─導入時に苦労したことはありましたか。

当初は、自分たちでIDを印刷、裁断して会員証をつくることを想定していましたが、読み取り精度に影響があってはいけないということで、日立システムズの提案で会員証の製作まで請け負っていただくことになりました。

読み取り機器やPCの設置、ネットワークの構築など、インフラ面はほとんどお任せでしたが、オープン日まで時間がないことを考えると、ワンストップで対応いただけたことは非常によかったです。

特に、カードを読み取り機にかざす時、人間がどの位置に指を置くかはだいたい決まっていますから、コードが指で隠れないデザインを提案していただいたのには驚きました。そういった人間工学まで考慮した上で対応していただいたことがとても印象に残っています。

─最後に、実際に導入してどうでしょうか。

たとえば来場者数など、いままでは感覚的に「これくらいかな?」と予想していた数が、実際のデータではまったく違う数値となり驚かされることがありました。これは定量データがあるからこその発見だと思います。

データが蓄積されていけば、さらにいろいろな発見があると思いますので、今後の活用を非常に楽しみにしています。

お客さまの概要

JRA(日本中央競馬会)ロゴ

日本中央競馬会

設立
1954年9月16日
資本金
49億2,412万9千円
従業員数
1,793名(2013年12月現在)
代表者
理事長 後藤 正幸
事業内容
中央競馬の施行 馬の改良増殖その他畜産の振興

JRAのイメージキャラクター「ターフィー」

競馬の祭典日本ダービー(GI)の舞台、東京競馬場

今回の取材にご協力いただいたお客さま

日本中央競馬会
総合企画部 販売ネットワーク計画室 調査役
川崎剛氏

ご協力ありがとうございました。
*本内容は2015年1月時点の情報です。
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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