セミオーダメイド型生産管理「HICORE-Products」

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2012年5月 セミオーダメイド型生産管理「HICORE-Products」は「TENSUITE」に統合いたしました。
※本事例に記載の商品情報は初掲載時のものです。
今回は、日立システムズの生産管理システム、「HICORE-Products」のコモダエンジニアリング(以下 コモダ)での導入事例をご紹介します。コモダは、千葉県柏市の部品メーカーです。お話は、程田社長(写真左から二人目)、中村営業部長(写真右)、依田課長(写真左)に伺いました(写真右から二人目は菰田会長です)
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-- コモダでは、日立システムズ以前に、すでに生産管理システムを導入していたと聞きおよびました。今回、日立システムズに切り替えたということは、以前のシステムに何か不満でもあったのでしょうか?
(依田氏):いえ、不満はまったくありませんでした。コモダの業務に合うよう徹底的にカスタマイズしたシステムだったので、現場での使い勝手は非常に良かったです。
-- そのように満足度が高かったのに、なぜそのシステムを使うのをやめたのでしょうか?

(依田氏):そのシステムがWindows3.1ベースの物だったからです。工場では粉塵などが飛びかうため、普通のオフィスに比べてパソコンが壊れやすく、ですからハードは定期的に交換しなければなりません。しかしWindows 3.1対応のハードウエアが次々、生産中止になって、とうとう調達できなくなってしまいました。
-- つまり、今使っている機械はどんどん壊れていっているのに、かわりの新品機械が調達できないという…
(依田氏):そういう入り口なし出口なしの状況になってしまいました。通常のパッケージソフトであれば、待っていればやがてWindows95対応版、Windows2000対応版がメーカーから発売されてきます。しかし当社のシステムは、自社用にガチガチにカスタマイズしたものだったので、バージョンアップしようと思ったら、ほとんど最初から作り直すのと同じぐらいの手間と費用がかかってしまいます。
-- それでやむなく、切り替えを決意したと…
(依田氏):そういうことです。使いなじんだシステムでしたが、機械が調達できない以上はしかたがない。やむなく新しいシステムに切り替えることにしました。
-- 新システムを導入するにあたって比較検討はしましたか?
(依田氏):はい、しました。名前を言えば誰でも知っているような大手システム企業を始めとして、6社が候補に上がりました。何度かの選考を経て、最終的には、日立システムズと、もう一社(Y社)、この2社の一騎打ちになりました。

-- 最終的に「HICORE-Products」が選ばれたポイントはどのあたりでしょうか?
(依田氏):何といってもOS対応の点ですね。前回のシステムは、対応OSが3.1であったばかりに泣く泣く捨てなければなりませんでした。本当は、導入5年目を過ぎて、リース料もガクッと下がってくる頃だったので、実にもったいない話でした。もうこのような無駄を繰り返したくはありませんでした。
-- 両社の対応の違いは具体的には?
(依田氏):日立システムズは当時の最新OSであったWindows2000対応。Y社の方は、一世代前のWindows98対応でした。だったら日立システムズの方が長持ちするであろうと。
-- しかし正直言って思うのですが、その時点でWindows2000が最新型といっても、5年もすれば、旧世代OSになってしまいます。結局はまた対応ハードウエアがなくなり、システムも廃棄しなければならないという、同じことの繰り返しになるような気がするのですが……
(依田氏):その点については、「HICORE-Products」の場合は、クライアントがWeb対応という点が非常に良かった。Web方式ならOSの世代交代のことは気にする必要もありません。
-- あ、なるほど
(中村氏):もう一つ日立システムズを選んだ理由としては、契約の時だけ良い事を言って後は知らん顔という話もよくある中で、日立システムズは、昔から継続して対応が良かったという、その積み重ねも評価のポイントになりました。

-- 現在、「HICORE-Products」をお使いいただいているわけですが、御社業務へのフィット感はいかがですか?
(依田氏):非常に良好ですね。
日立システムズの説明では、「HICORE-Products」は、“セミオーダー式”であり、それは“オーダーメイド”と“パッケージ”の中間のものだとのことでした。でもこちらの印象としては、ほとんどオーダーメイドのようでした。カスタマイズなどで融通の利かなさを感じることもほとんどありませんでしたし。
-- 日立システムズは、汎用機の昔から生産管理のシステムを作り続け、そこで得た経験を一種の”業種テンプレート“や”ソフトウェア部品群”として社内に蓄積していると聞いております。その“業種テンプレート“や”ソフトウェア部品群”を活用して、お客さまのご要望をシステムに反映する方式を取っているとのことで、お客さまから見ると、それがオーダーメイドのように感じられたのではないでしょうか?
(依田氏):なるほど。そういうことでしたか。
-- さて、「HICORE-Products」の操作性についてはいかがですか?
(依田氏):画面・帳票レイアウト、入力項目の移動などはだいぶ要求を出しました。というよりも、それこそ完全なオーダーメイドといってよいと思います。システムというのは、入替えると現場からは必ず「使いにくくなった」と不満が出ます。極端な話、フォントが変わっただけでも、使いづらくなったといわれます。こういう不満を最小限にするためにも、画面・帳票レイアウトはきっちり調整し、WEBシステムに変わっても以前の操作性はそのまま維持してもらいました。

-- 「HICORE-Products」に切り替えて、以前と比べて良くなった点はあるでしょうか?
(依田氏):以前に比べて動作速度が格段に速くなり、工程がサクサク進むようになりました。以前のシステムは、動作速度があまりにも遅く、A端末とB端末で同時作業ができませんでした。端末からサーバに同時に命令が行くと、キャパオーバーでパンクしかねなかったからです。ということはA端末が作業している間、B端末は待っていなければならない。普段ならまだしも定期受注で、大量入力がいっぺんにドーンと来たときなど非常にいらいらしました。しかし「HICORE-Products」の導入で、以前は2~3時間かかっていた受注処理能力が、今は30分で終わるようになりました。
-- その他、改善された点はありますか
(依田氏):先ほども述べましたが、アフターフォローが良くなりましたね。ちょっとした事であればメール一本打てば、遠隔リモート操作でさっさと直してくれる、そういう迅速さが良いです。

(中村氏):これは「HICORE-Products」のオリジナル機能ではないのですが、コモダが発案して、日立システムズと一緒に組み上げた独自機能があります。設計図をすべてスキャナで取り込んで、作業指示票と一緒に印刷されるようにしたという機能ですが、これは我ながら非常に便利な機能であり、他の会社からもよく見学に来ていただけます。
-- すみません、工場生産の素人なので良く分からないのですが、指示票と図面が一体化するのがなぜそんなに良いのでしょうか?
(依田氏):以前は、作業指示票が出るたびに、事務スタッフがこの事務棟の図面入れから紙の図面を探し出して、その図面を現場に持っていっていたわけです。しかし当社の場合、アイテム数がやたらに多い業種であり、図面も都合16000枚もあるので、正しい図面を手作業で探し出すのは一苦労です。苦労があるというだけなら、頑張れば解決しますが、困るのは、人間がやることなので、たまに間違った図面を持っていってしまうということです。

-- でも間違った図面を持っていったら、いくらなんでも現場で気づくと思うのですが…
(依田氏):ところが当社の場合、「似てるけどちょっと違う」という製品がやたらに多いので、図面が少し間違っていても何とか作れてしまうのです。しかしそうして出来上がったものは、お客さまの発注品とは違うものですから、当然、納品できません。ここで大きなロスが発生します。
-- それが現在は、指示票と図面を一体化して印刷することで解決されたと。
(中村氏):図面をスキャナで取り込んで、指示票と一緒になって出力されるようにしました。こうして一枚で印刷されればどうやったって間違えません。また図面も常に最新の状態にアップデートされます。また紙の図面の場合、ずっと使っているうちに、破れたりかすれたりしますが、この方式ならその心配もありません。このサブシステムの導入により、製品の直行率、つまり、作った製品がそのままお客さまに納品できる率が非常に向上しました。

-- 「HICORE-Products」の導入効果を一言でいうとどうなるでしょうか
(依田氏):生産性が上がりました。先ほどもお話したとおり、一斉受注処理など昔は2時間~3時間かかっていたところが、今では30分で終わるようになりました。
(中村氏):ですが、現場はそれで良いとして、経営側としては、このシステム導入効果の明確化というのは今でも悩みどころですね。
-- 具体的にはどのように悩ましいのでしょうか?
(中村氏):生産管理システムを入れて、スピードアップしました、効率が上がりましたと、それはそれで素晴らしいことなのですが、経営側からすると、もう少し利益なり売上げなり、コストダウンなりで、ハッキリとした導入効果が見えて欲しいわけです。
-- なるほど。
(中村氏):ただ今回の「HICORE-Products」については、導入して良かったのか、それともたいしたことはなかったのかといえば、これは明らかに良かったと思います。
-- と言いますと?
(中村氏):「HICORE-Products」を導入したのが2002年ごろですが、その頃から比べると、今は当社の売上げも2倍近くに伸びました。この売り上げ増の原因が、すべて「HICORE-Products」のおかげというのは、言いすぎになりますが、ただ確かな事実としては、売上げが2倍になったからといって、別に人を二倍に増やしたこともないわけです。ですから生産性が向上していることは間違いありません。ではいったいなぜ生産性が向上したのかというと、これはやはり「HICORE-Products」の導入によるシステム化が一番大きな要因でしょう。

-- 今後の生産管理システム活用の展望について教えていただけるでしょうか?
(中村氏):これまでは現場の効率改善が主な使い道でしたが、今後はもっと『攻めの使い道』を探っていきたいところです。
-- 『攻めの使い道』といいますと?
(中村氏):生産管理システムを日々、活用する中で、膨大なデータが入力され、蓄積されているわけです。これをしっかり統計化して分析して、傾向を見つければ、現在の工程のムリ・ムダ・ムラの原因が分かるはずです。現在は、今ある工程の効率化のためにシステムを使っていますが、これからは、”今ある工程そのものの改善”」のためにシステムを活用したいところです。
(程田氏):私は、かつてカナダのダンプメーカーに在籍し、そこで大規模ERP導入を経験したことがあります。その時、痛感したことは、システムの良し悪しというのは結局「使う側の器量」で決まるのだなということです。作る側のメーカーは、どこもそれなりに優秀な製品を作っていると思いますよ。後はユーザ側がしっかり勉強してよく使いこなす。それが大事だと思います。そういう視点で言いますと、日立システムズには、今後、そういうユーザの勉強を助けるような体制や仕組みを整えていただければと思います。
(依田氏):現場の私の視点で言うと、昔の日立のNHELPみたいなああいう簡易言語があると良いなあと思います。現場で運用していると、その場でだけ必要な一種の「使い捨てツール」が欲しくなるときがあります。そういう物はいちいちSEに相談するのではなく、自分でサクサクッと組んでしまいたいものです。
(程田氏):日立システムズには今回、素晴らしいシステムを提供していただきましたし、アフターフォローが良好だという現場の声も聞こえてまいります。我々としても、今後さらに生産管理システムをよく勉強し、先手管理すなわち生産管理の事前保証に向けてのツールとして活用し、生産活動における悪魔のサイクルをエンゼルのサイクルに変えていけるように、励んでいく所存ですので、日立システムズも、今後とも、よりいっそうの素晴らしい製品作りとサービスの充実に取り組んでいただけるようお願いいたします。
-- 承りました。今日は貴重なお話を有難うございました。
◆お客さまプロフィール
株式会社 コモダエンジニアリング
所在地:〒277-0831 千葉県柏市根戸433
Tel:04-7131-5111
事業内容:ファスナー部品製造、油圧機器・機械部品製造
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