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Hitachi

株式会社日立システムズ

学校法人東邦大学様

「プライベートクラウド構築ソリューション」

仮想化およびアウトソースにより、運用負荷の削減と事業継続性の確保を実現

写真:学校法人東邦大学様

お客さまの声

設備やセキュリティの堅ろう性を体感し、適した環境でシステム運用ができていると感じています。

導入前の課題
導入後の効果
サーバールームが手狭になったことで、電源や空調などファシリティ面での適切な環境整備が困難になった。
仮想サーバー、物理サーバーともデータセンターへ移設したことで、適切な環境でのシステム運用が可能になった。
ここ数年の間にサーバーの台数が急激に増加したことで、システムの運用管理にかかる負荷も増えていた。
システムをデータセンターにアウトソースしたことで、運用管理にかかる負荷を大幅に削減できた。
学内のシステムについて、確実な災害対策を実施できていなかった。
データセンターへのシステム移設により、災害発生時にも事業継続性を確保できるようになった。

豊かな人間性と均衡のとれた知識を有する人材の育成を目標とし、時代の要請に応じたより高度な教育・研究体制を整備しながら目標達成に努めている学校法人東邦大学様(以下、東邦大学様)。乱立していたサーバーの台数削減と災害対策のため、「プライベートクラウド構築ソリューション」を採用しました。今回は導入に至った経緯と導入後の効果について、法人本部システム部部長、メディアネットセンター ネットワークセンター長の根岸重夫氏、法人本部システム部係長の逸見真恒氏、メディアネットセンター ネットワークセンター主任の前田清高氏にお話を伺いました。

導入の目的

サーバーが増加し、システムの適切な設備環境を準備できなくなっていた

東邦大学様が抱えていた課題

  • ここ5年のうちにサーバーの台数が急激に増加し、管理側の負荷がかかっていた
  • サーバールームが手狭になり、電源や空調などのファシリティ面で適切な環境を準備できなくなった
  • 学内のシステムについて、確実な災害対策を実施できていなかった

「プライベートクラウド構築ソリューション」を導入された経緯を、教えていただけますか?

東邦大学では、習志野キャンパスに各学部の研究系システムやメールなどインフラ系のサーバーを、大森キャンパスに財務・人事など基幹業務系のサーバーを置いて、それぞれ管理していました。しかし、ここ5年の間にセキュリティ対策強化やメールシステムの冗長化、さらには、シンクライアントシステム、図書館システムの拡張など、サーバー設置台数が急激に増え、物理的スペース自体が手狭になってきていました。(根岸氏)

特に習志野キャンパスでは、サーバールームを倍の広さに拡張するなどの対応をしていたのですが、それでも設置スペースが足りなくなってしまい、10本あったラックがいっぱいの状態になっていました。サーバーの増加に比例して、管理負荷も増えていましたし、そのつどUPSを設置したり、サーバールームの室温を調整したりと、電源や空調など適切な設備環境を自分たちで準備することに限界を感じていました。(逸見氏)

管理側の負荷やシステムの設備環境が課題となっていたのですね?

はい。それに加えて、災害対策という目的もありました。サーバー台数が増えてきて、災害対策について漠然と考えていた矢先に東日本大震災が発生し、ラックが傾いたり、計画停電の影響を受けたりしました。そのため、大学としても優先度を上げて、早期に災害対策を実施することにしたのです。(根岸氏)


学校法人東邦大学
法人本部 システム部 部長
メディアネットセンター
ネットワークセンター長
根岸重夫氏

選定のポイント

段階的な仮想化の実施や、分かりやすい提案がポイントに

「プライベートクラウド構築ソリューション」を選択したポイント

  • 段階的な仮想化の実施など、分かりやすくイメージしやすい提案があったこと
  • 「VMware®」に関する豊富な導入実績があり、認定技術者も多く在籍していて信頼できたこと
  • 大学から近い場所に、確かなセキュリティレベルを備えたデータセンターがあること


学校法人東邦大学
法人本部 システム部
係長 逸見真恒氏

課題の解決に向けて、どのように対策を進められたのですか?

増設したサーバーの中には、CPUを10%程度しか使用していないものもあり、そのリソースを有効活用できる方法を探していました。そして、TCO削減に向けて2009年に「VMware®」のサーバーを購入して、仮想化はどのくらいの効果があるのか試用してみたのです。そこで、物理サーバーと変わらず安定的に運用できることが分かり、本格的に仮想化を実施することにしました。(前田氏)

「プライベートクラウド構築ソリューション」を選定されたのは、どのようなことが決め手になったのですか?

複数のベンダーを検討していましたが、分かりやすくイメージが付きやすい提案をしてくれたのが日立システムズでした。まず、既存サーバーの利用環境を調査して適した仮想化シナリオを診断し、次の段階で調査結果に基づく形で実際にサーバーを統合、さらに次の段階でサーバーをデータセンターに移設するという提案は、初めて本格的に仮想化に取り組む私たちにとって、とても安心できる内容でした。(逸見氏)

日立システムズの「VMware®」に関する導入実績の豊富さや、認定技術者数の多さは、信頼につながりました。(前田氏)

何かあったときに赴けるように、あまり遠くない場所にあるデータセンターを希望していました。その意味で、日立システムズのデータセンターは大学から近い距離にあり、セキュリティレベルも十分でした。(根岸氏)

システム導入効果

25台のサーバーを3台に統合し、TCOを約48%削減

導入サービスの内容と効果

  • 仮想化技術により、25台のサーバーを3台に統合し、TCOの48%削減を実現できた
  • 仮想化およびアウトソーシングにより、運用管理の負荷を大幅に削減できた
  • データセンターへの移設により、ファシリティ面の適切な環境で、システム運用ができるようになった

現在は、どのような構成で仮想化環境を構築されているのですか?

今回は、習志野キャンパスにあるサーバーのうち25台を「VMware®」で仮想化し、データセンターへ移設しました。そこに、各種ログの一元管理を行うための「Logstorage」を連携させているほか、「UbiSupporter」で離れた場所からも手厚いサポートを受けています。(逸見氏)

第1段階で「仮想化クリニック」により適した仮想化シナリオを調査し、第2段階でWebサーバーやコンテンツサーバーなどをESXサーバー3台に集約というところまでを、本年度内に進める計画でした。しかし、東日本大震災が発生したことにより、学内で災害対策を強化しようという機運が高まり、急遽第3段階のデータセンターへの移設までを本年度内に実施することにしました。(前田氏)

このプロジェクトにおける、日立システムズの印象はいかがでしょうか?

もし、システムの構築、保守、アウトソースを別々のパートナーに依頼していた場合、各会社間の溝を埋めるために私たちが取り持たねばならず、結局私たちの作業負荷が減らない、ということも考えられます。日立システムズはシステムの設計、構築、運用までワンストップで対応していただけるので、私たちの負荷は大きく削減できました。この点は非常に大きいと思います。(逸見氏)

「プライベートクラウド構築ソリューション」を導入して、どのような効果がございましたか?

サーバー統合・移設後も、教職員から次々とシステム化の要望があり、現在は30台のサーバーが3台のESXサーバー上で稼働しています。日立システムズが提案時に掲げていたTCOの48%削減という目標値も、おおむね実現できたと考えています。また、使用電力も大幅に削減でき、節電に貢献できたと思います。(逸見氏)

まだ、大きな心配事は起きてはいないのですが、何回かデータセンターに足を運んだ際に、その安全性を確認できました。電源や空調などの設備やセキュリティの堅ろう性を体感し、適切な環境でシステム運用ができていると感じています。引き続きこの形で運用していただければ安心です。(根岸氏)


学校法人東邦大学
メディアネットセンター
ネットワークセンター
主任 前田清高氏

図:システムイメージ図

今後の展望

残りの物理サーバーも、順次仮想化・移設を進める方針

予定している今後の方針

  • 残っている物理サーバーも、順次仮想化して、データセンターへ移設していきたい
  • いずれは、データ同期用のデータセンターをもう1か所準備して、災害対策をより強化していきたい

将来の展望について、教えていただけますか?

学内で管理しているサーバーについても、早めに仮想化しデータセンターへ移設していく方針で、人事システムや基幹業務系のシステムについては、今年度中に移設を実施できるよう、準備を進めています。(根岸氏)

今回、メールサーバーなどはリプレース時期の関係で、物理サーバーのままデータセンターへ移設しています。こうしたサーバーはリプレースのタイミングで順次仮想化を実施したいと思います。また、現在はデータセンター1か所にアウトソースしていますが、もしその場所で大災害が起きた場合、システムがダウンしてしまう恐れもゼロではありません。災害対策という意味では、もう1か所くらいデータセンターを準備して、同期させるような体制作りも計画していく必要があると思います。(逸見氏)

今後、日立システムズに、どのようなことを求めますか?

現在は、月次で定例ミーティングを行い、さまざまなことを協議していますが、そこで出た問題に対してレスポンス良く解決策や適切なソリューションを提案していただきたいと思います。お互いに技術と知識を持ち寄って問題を解決していくパートナーとして、一緒に仕事をしていければ良いと考えています。(根岸氏)

今回の仮想化とは別に、PCルームで学生が使用するPCを一元管理する仕組みなど、すでに具体的な提案をいただいている件もあります。このように大学全体がより良い形で運営していくためのシステム作りを目指して、引き続き効果的なアドバイスや提案をいただければと思います。(逸見氏)

お客さまの概要

東邦大学ロゴ

学校法人東邦大学

設立
1925(大正14)年
所在地
東京都大田区大森西5-21-16 (大森キャンパス)
URL
http://www.toho-u.ac.jp/

「自然・生命・人間」を建学の精神とする東邦大学様は、医学部・薬学部・理学部・看護学部の4学部からなる自然科学系総合大学です。医学部付属の医療センター3病院を有し、地域医療に貢献しているほか、習志野市と世田谷区にそれぞれ中・高等学校を、佐倉市に看護専門学校を設置し、それぞれ特色ある教育を実践しています。教育・医療機関を持つきわめて公共性・社会性の高い法人として、社会に広く貢献できる人材の育成に努めています。

千葉県船橋市にある「習志野キャンパス」。薬学部と理学部がここにあります。

次世代の薬剤師・研究者などを志す学生たちの「研究風景」。

心ある医療人・科学者を目指して、約5,300人の学生が東邦大学に通っています。

先進医療を担う特定機能病院として高く評価されている「東邦大学医療センター大森病院」。

担当より一言

今後も最良のパートナーであるよう、努めさせていただきます


日立システムズ
大屋光平


日立システムズ
竹ノ内丈児


日立システムズ
永原弘康

東邦大学様では、当初計画されていた仮想化によるプライベートクラウドの導入に加え、東日本大震災を受け、継続性を重視したデータセンターへの移行についても、いち早く決断いただき、2011年9月までの短期間で、2つのプロジェクトを完了することができました。

今回の仮想化によるサーバー統合とデータセンターへのハウジングにより、学内ITシステムの安全性・信頼性向上に貢献できたことは、この上ない喜びです。

今後は、仮想化で可搬性が高まったシステムにおいて、さらなる継続性の実現によるBCPの確立や、仮想クライアントなどによる運用の効率化など、さまざまな課題解決に貢献できる最良のパートナーであるよう、努めさせていただきます。

今回の取材にご協力いただいたお客さま

学校法人東邦大学
法人本部 システム部部長、メディアネットセンター ネットワークセンター長 根岸重夫氏
法人本部 システム部係長 逸見真恒氏
メディアネットセンター ネットワークセンター 主任 前田清高氏

ご協力ありがとうございました。
2012年3月掲載
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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