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Hitachi

株式会社日立システムズ

秋田県横手市様

仮想化ソリューション

仮想化によりサーバー台数を10分の1に、設置スペースを9分の1に削減

写真:秋田県横手市様

お客さまの声

以前は、予算の要求からサーバーの導入までに、1年以上かかることもありましたが、今ではわずかな打ち合わせと約15分の作業で、システム環境を作れるようになりました。

導入前の課題
導入後の効果
担当部署ごとに個別の業務システムを導入するケースが増えたことによる、サーバーの乱立を解消したい。
仮想化技術を利用した「サーバー統合」により、60台の物理サーバーを6台のブレードサーバーに集約できた。
システムのリプレース時期に合わせ、新旧システムの並行稼働を実現するため、サーバー室の省スペース化を図りたい。
「サーバー統合」により、サーバーの設置スペースを以前の9分の1に削減。使用電力も大幅に削減できた。
ハードウェアとソフトウェアのライフサイクルのずれにより、連鎖的に起こる移行作業を避けたい。
仮想化技術により、ハードウェアとソフトウェアのライフサイクルのずれを吸収できた。

秋田県の東南部に位置する横手市様は、2005年10月1日に横手市、増田町、平鹿町、雄物川町、大森町、十文字町、山内村、大雄村と郡市一体による合併を行い、新しい「横手市」としての第一歩を踏み出しました。現在は「豊かな自然 豊かな心 夢あふれる田園都市」を将来像として、まちづくりを進めています。その横手市様が今回、日立システムズの仮想化ソリューション「サーバー統合」を導入した経緯とその効果について、総務企画部 情報政策課 情報政策担当 副主査の高橋拓朗氏、同じく副主査の柴田幸貴氏にお話を伺いました。

導入の目的

乱立していたサーバーの台数を削減し、省スペース化を図りたい

横手市様が抱えていた課題

  • 担当部署ごとに個別の業務システムを導入するケースが増え、サーバーの乱立を招いていた
  • システムのリプレース時期が重なり、現状のスペースではシステムの並行稼働が困難だった
  • ハードウェアとソフトウェアのライフサイクルがずれているため、どちらかを替えるたびに移行作業が発生していた

サーバーの仮想化を検討された経緯を教えていただけますか?

横手市は、2005(平成17)年に8市町村を合併し、新しいスタートを切りました。その時点では目先の業務を動かすことが優先でしたが、合併から2~3年が経過したころから、基幹業務システムのほかに、教育委員会のシステムや庁内のテレビ会議システムなど、担当部署がそれぞれ個別の業務システムの導入をし始めました。こうした状況によりサーバーは年間5台のペースで増えていき、結果としてサーバーの乱立を招いていたのです。最終的にはサーバーが60台ほどに増えていました。(高橋氏)

そのほかに抱えていた問題はございましたか?

住民情報システムとして日立システムズの「e-ADWORLD」を導入していたのですが、そちらのリプレース時期と同時に、合併時に導入したシステムもリプレースの時期を迎えることは分かっていました。しかし、サーバーが増え続けている状況で、今のサーバー室のまま拡張しないでシステムを並行稼働させるのは難しい、ということになったのです。そのため、省スペース化に向けて、何らかの対策が必要になりました。また、ハードウェアとソフトウェアのライフサイクルがずれていたため、どちらかを替えるたびに移行作業が発生します。そうした運用負荷を減らしたいと考えていました。(高橋氏)


秋田県横手市
総務企画部 情報政策課
情報政策担当
副主査 高橋拓朗氏

選定のポイント

導入実績や信頼性の高さを重視して選定

「サーバー統合」を選択したポイント

  • 基幹系システムとして「e-ADWORLD2」を引き続き利用するため、システムを熟知しているベンダーに依頼したかった
  • 日立システムズがVMwareソリューション・プロバイダ・プログラムの最上位パートナーだったこと


秋田県横手市
総務企画部 情報政策課
情報政策担当
副主査 柴田幸貴氏

さまざまな問題の解決のために、仮想化の技術を利用すること、その際 VMwareをお使いになることは、どのように決められたのですか?

横手市では2年ほど前に、VMwareを使って学校システムを仮想化しています。そして、そのシステムをトラブルなしで利用できたことが大きいですね。また、幅広い規模・業界に実績があること、他社システムがしっかり稼働しているという事例の多さ、市場シェアの大きさなども決め手になりました。(高橋氏)

さまざまなベンダーからお話を聞いていく上で、一番多くご紹介いただいたのがVMwareでした。ですから、導入実績という意味で、VMwareを選べば間違いがないだろうと思いました。(柴田氏)

 

今回、「e-ADWORLD2」を引き続きお選びいただき、仮想化によるサーバー統合についても日立システムズにお任せいただいたのはなぜでしょうか?

住民情報システムとして「e-ADWORLD2」を採用するにあたって、利用している全職員にアンケートを取りました。その際、システムの使いやすさという点で概ね評価が良かったこと。そして、日立システムズのSEによるサポートに満足している、感謝している、という声が上がってきましたので、引き続きお願いすることにいたしました。また、日立システムズがVMwareソリューション・プロバイダ・プログラムの最上位パートナーだということもお任せした理由の1つです。(高橋氏)

システム導入効果

サーバーの設置スペースや使用電力を、大幅に削減できた

導入サービスの内容と効果

  • 現状、60台の物理サーバーで動かしていたシステムが、6枚のブレードサーバー上で稼働できている
  • サーバーの設置スペースを以前の9分の1に削減。使用電力も大幅に削減できた
  • 担当部署からの要望に合わせて、必要なときに適切な規模のサーバーを作れるようになった

今回は、どのような構成でシステムを構築されたのですか?

今回のシステム導入の全体像としては、住民情報システム「e-ADWORLD2」の導入に合わせて、VMware vSphere®とVMware ViewTMを導入し、約60台あったサーバーと約300台※あったデスクトップPCを、Dell社のブレードサーバーとiSCSIストレージで構成した仮想環境に移行した形です。 (高橋氏)

※300ユーザーに対して、Windows XPとWindows7を300台ずつ、合計600台の仮想デスクトップを用意しています。

仮想化を行ったことで、どのような効果がございましたか?

例えば、システムを仮想環境に移行するタイミングで、システムのサーバー台数を増やしたりしているため、正直なところ、仮想化の前後でどれくらいの数値的効果があったのか、正確な数字は分かりません。しかし、現在は60台あった物理サーバー上のシステムが、6枚のブレードサーバー上で稼働しています。これによりサーバーの設置スペースは以前の9分の1に削減することができました。併せて、東日本大震災によって深刻化している電力についても、この仮想化により大きく削減できたと考えています。また、ハードウェアとソフトウェアのライフサイクルのずれについても、仮想化技術により、吸収することができました。(高橋氏)

このほかに仮想化の効果を感じていらっしゃることはございますか?

これまでは、業務システムを導入するためサーバーを1台増やしたいという要望があっても、自治体の制度上、予算の要求をして、それが通ったら契約してという段階を踏まなくてはならないため、実際に導入できるのは13~14カ月先ということも頻繁にありました。しかし、仮想化を実施したことにより、担当部署からの要望に合わせて、必要なときに適切な規模のサーバーを作れるようになりました。以前は計画や予算要求、システム調達で13~14カ月かかっていたことが、わずかな打ち合わせと15分程度の作業でできるようになったことは、とても大きなメリットだと感じています。(高橋氏)

図:システムイメージ図

今後の展望

すべての業務システムを、仮想化環境へ移行したい

予定している今後の方針

  • 仮想化が済んでいないサーバーも、リプレース時期がきたら仮想環境へ移行したい
  • 住民情報システムなどを対象に、ディザスタリカバリを実施していきたい

将来の展望について、教えていただけますか?

仮想化することの有用性・有益性は確認していますので、まだリプレースの時期が来ていないサーバーについても、リプレース時期が来たら早めに仮想化していきたいと思います。そして、横手市としてはすべてのシステムを仮想化環境上で動かしていきたいと考えております。また、これまでは手を付けられていなかったのですが、今後は住民情報システムなどを対象に、ディザスタリカバリを実施していきたいと考えています。(高橋氏)

今後、日立システムズに、どのようなことを求めますか?

日立システムズには基幹系システムを完全にお任せしていますし、今後もぜひ継続的にお付き合いをしていきたいと考えております。今回の仮想事業に限らず、野心的な取り組みをぜひ一緒に実施したいと思っております。 (高橋氏)

保守性の高さを信頼して、基幹系システムも仮想化環境も日立システムズに作っていただきました。Active Directoryの管理もお任せしています。今後も運用に関するさまざまなサポートを引き続きお願いしたいと思います。(柴田氏)

お客さまの概要

秋田県横手市ロゴ

秋田県横手市

市制施行
2005(平成17)10月1日
所在地
秋田県横手市条里1-1-64
URL
http://www.city.yokote.lg.jp/

横手市様は、横手盆地の中央部に位置しており、東部にある奥羽山脈から流れるさまざまな川が肥沃な土壌を作っています。また、東西に秋田自動車道、南北に湯沢横手道路や羽州街道が通る交通の要衝で、秋田県内で秋田市に次ぐ2番目の人口(約9万8000人)を有しています。

毎年2月15・16日の夜に行われる伝統行事「かまくら」。正面中央に神棚を作り、水神様を祀ります。

ご当地グルメとして愛されている「横手やきそば」。2009年に行われた第4回B-1グランプリで、ゴールドグランプリを獲得しました。

東北の吉野山と呼ばれる大森公園から見た「横手盆地」の眺望。国内有数の穀倉地帯として知られています。

横手焼きそばの宣伝活動を行っているキャラクター「やきっピ」。横手市内のイベントにも参加しています。

担当より一言

より一層の業務効率化、市民サービス向上となるよう、引き続きご支援、ご提案を行ってまいります。


日立システムズ
西野清

横手市様の提案にあたっては、「e-ADWORLD2」のリプレース提案と併せて、懸案であった電算システムの最適化に向け、将来的な増強にも迅速かつ柔軟に対応できる構成であること、VMwaraプレミアパートナーとしてご安心いただける体制が構築できることを、重点的にご提案いたしました。

また、導入に際しては横手市様の多大なるご協力のもとで取り組むことができ、無事に構築できたことを感謝しております。

今後も、「e-ADWORLD2」のフォローとともに、仮想化基盤を最大限にご活用いただき、より一層の業務効率化、市民サービス向上を実現できるよう、良きビジネスパートナーとして、引き続きご支援、ご提案を行ってまいります。

今回の取材にご協力いただいたお客さま

秋田県横手市
総務企画部 情報政策課 情報政策担当 副主査 高橋拓朗氏
総務企画部 情報政策課 情報政策担当 副主査 柴田幸貴氏

ご協力ありがとうございました。
2012年2月掲載
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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