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株式会社日立システムズ

Hitachi

広島県東広島市様

電子自治体ソリューション「e-ADWORLD2」

効率的で適切なシステムを選べる環境を実現し、約28%のコストを削減

写真:広島県東広島市様

お客さまの声

導入した情報連携基盤により、どんなシステムと連携しても、安定して稼働しています。

導入前の課題
導入後の効果
汎用機とオープン系の2つのシステムを抱え、システムの連携面で職員負担が増えていた。
地域情報プラットフォーム*1 に準拠した「e-ADWORLD2」情報連携基盤により、システム標準化ができ、職員負担が軽減した。
連携の複雑さから、特定のベンダに依存せざる得なかったため、競争原理が働かず、高コストなシステムになっていた。
情報連携基盤による標準化により、マルチベンダ化を実現。システムの選択肢が増えたことで、大幅なコスト削減につながる環境ができた。
特定のベンダのシステムを利用せざるを得なかったため、担当課は受け身であり、業務システムへの意識が低かった。
担当課が自らシステムを選定することで、システム導入後も責任を持って利用するよう意識が変わった。
*1
地域情報プラットフォーム:自治体が持つ情報システムをはじめとした、地域内外のあらゆる情報システムを全国規模で連携させるための共通基盤。総務省主催の「地域における情報化の推進に関する検討会」の中で提言され、2005年10月に設立された「全国地域情報化推進協会」で標準仕様の作成・管理が行われている。 (日立製作所電子行政用語集抜粋)

広島県の中央に位置する東広島市様は、2005年2月に黒瀬町・福富町・豊栄町・河内町・安芸津町と合併し、さらなる発展に向けて新たなスタートを切りました。現在も人口が年々増え続け、その目覚ましい成長に注目が集まっています。その東広島市様が、電子自治体ソリューション「e-ADWORLD2」を導入した経緯とその効果について、東広島市の企画振興部市政情報課情報管理係長の西田幸雄氏と同課の橋本光太郎氏にお話を伺いました。

導入の目的

地域情報プラットフォーム準拠とマルチベンダ化への取り組みが必要に

東広島市様が抱えていた課題

  • 汎用機のスキルを持つ職員の減少により、頻繁に発生する法改正へ迅速な対応が難しくなってきた。
  • 特定のベンダに依存せざるを得なかったために、システムに関するコストが高止まりしていた。
  • システムの一括更新が財政上、困難な中で、段階的な導入を適正に実現するため、システム連携の標準化を行いたかった。

情報連携基盤を導入した経緯を教えてください。

これまで東広島市では、汎用機でシステムを独自開発していましたが、2005年に1市5町で合併する際、コスト削減とスムーズな合併対応のために、汎用機と同一ベンダにて一部をオープン系システムで再構築しました。その反面、汎用機とオープン系の2つのシステムの管理が必要になりました。さらに、汎用機のスキルを持った職員が減少していき、頻繁に発生する法改正へ迅速に対応することが難しくなってきました。そこで、汎用機をなくす方向でシステム刷新の検討を始めました。しかしながら、合併時に一部システムをオープン化したことで、かなりの投資をしていたため、さらに全システムを刷新することは財政的に難しく、段階的にシステムを選定することが必須要件であり、それを適正に実現するためには、システム連携の標準化が不可欠でした。その際に、APPLIC(全国地域情報化推進協会)が共通基盤「地域情報プラットフォーム」の指針を示したことを受け、これに準拠することにしました。(西田氏)

今回、マルチベンダ化にも取り組まれたと伺いました。

ベンダにはそれぞれ得意分野がありますし、私たちも業務ごとに一番使いやすいシステムを選びたいということで、結果としてマルチベンダを選択したのです。(橋本氏)

これまでは特定のベンダに任せていたことで競争原理が働かず、高くなりがちだったコストを、マルチベンダ化すれば軽減できるだろうとも思いました。(西田氏)


東広島市
企画振興部 市政情報課
情報管理係長 西田幸雄氏

選定のポイント

業務を熟知し、事業計画段階から一緒に検討してくれた姿勢を評価

日立システムズを選択したポイント

  • 基盤と業務システムが一体化したパッケージシステムであり、スムーズな連携と法改正への柔軟な対応が期待できたこと。
  • 事業計画段階から熱心に相談に応えてもらい、東広島市のあるべき姿について一生懸命に考えてくれたこと。
  • 業務に精通した高スキルなSEの対応が期待できたこと。


東広島市
企画振興部 市政情報課
橋本光太郎氏

日立システムズの「e-ADWORLD2」を地域情報プラットフォーム準拠製品としてお選びいただいたのは、どのようなことがポイントになったのでしょうか?

当時は、APPLICからの指針が出たばかりでしたので、地域情報プラットフォームへの準拠が可能かどうか、検証にかなり時間がかかっていました。そんな時期に、一番熱心に相談に乗ってくれたのが、日立システムズです。結果的に「e-ADWORLD2」を採用したのも、そのとき一緒になって考えてもらえたことが大きいと思います。(西田氏)

ほかに、「e-ADWORLD2」のどの部分を、評価していただいたのでしょうか?

プロポーザル方式による選定を実施し、最終的に「e-ADWORLD2」を選択しました。情報連携基盤というのは、情報の受け渡しを行う非常に重要な部分なので、地方自治体の業務を理解していないと構築が難しいのですが、日立システムズのSEは、そこがしっかりしていたことも印象が良かったですね。(西田氏)

他社は基盤だけの提案だったのですが、「e-ADWORLD2」は業務システムを考慮したパッケージであり、その一部が基盤になっているので、後で必要な業務システムを追加した場合においても、スムーズに連携できます。また、カスタマイズでの対応ではなく、標準機能として対応してもらえたことも大きな選定要因でした。(橋本氏)

システム導入効果

他社製システムとも円滑に連携できる基盤により、約28%のコストを削減

導入サービスの内容と効果

  • システムに関する当初の予算に対して、約28%のコスト削減に成功した。
  • 「地域情報プラットフォーム」に準拠した情報連携基盤を構築できた。
  • システム運用管理にかかる業務負担を、大幅に削減できた。

現在のシステム構成はどのようなものでしょうか?

「e-ADWORLD2」は、情報連携基盤のほかに国民健康保険の税、資格、給付の3システムを利用しています。また、介護保険など新しく導入したシステムや既存の汎用機などと連携しています。基盤がしっかりしているおかげで、他社製のシステムと連携した場合でも、安定して稼働しています。(西田氏)

「e-ADWORLD2」の導入で、どのような効果が得られていますか?

現在は、地域情報プラットフォームに準拠した「e-ADWORLD2」による情報連携基盤を利用することでマルチベンダ化を実現し、コストを大幅に削減できました。当初予算に対して、国民健康保険関連のシステム導入コストが約52%、固定資産税のシステム導入コストが約35%削減できたのをはじめ、これまでに全体の約28%、約5,000万円のシステム導入コスト削減が実現しています。運用面では、汎用機のときと比べてシステム管理の負担が減り、より住民サービスに注力できるようになりました。また、「e-ADWORLD2 国民健康保険システム」においては、これまで職員が納付書などの大量帳票印刷の際に徹夜することもありましたが、システムの処理時間が大幅に短縮できたことにより、長時間残業をすることもほとんどなくなりました。(西田氏)

従来は、担当課が自分たちで業務システムを選べる機会がほとんどありませんでした。それが、情報連携基盤を入れたことで、現行システムと新システムとの連携に関する不安がなくなり、担当課が中心となって自分たちが使いやすいシステムを選べるようになりました。そのため、今では自分たちが選んだシステムを、責任を持って使ってくれています。この意識の差は、かなり大きいと思います。また、従来外字は、汎用機ベンダのものを使っていたため、さまざまな制限がありましたが、情報連携基盤では、国際標準であるUNIコードを採用したことにより、システム間連携や外字の取り扱いも柔軟となり、住民へ送る通知書なども正しい文字で出せるようになりました。(橋本氏)

図:システムイメージ図

今後の展望

これからも専門家の視点での的確な提案に期待

予定している今後の方針

  • 情報連携基盤導入による、さらなる業務効率化を図る
  • 当面は適正なコストで安定稼働するようにシステムを運用していく。

将来の展望について、教えていただけますか?

システムの技術は昔と比べて非常に高度になっていますので、職員だけで対応していくのではなく、ベンダに見てもらうのが良いと感じています。しかし、ベンダごとに得意とするシステムは違うため、各ベンダのシステムをうまく組み合わせることで、さらなる業務効率化を実現していきたいと考えています。今回導入した、「e-ADWORLD2」の情報連携基盤では、どこのベンダかを意識せずに導入できるので、現場が利用しやすいシステムを適正なコストで安定稼働するよう運用していくことを目指します。(西田氏)

今後、日立システムズに、どのようなことを求めますか?

日立システムズには、今後私たちが新しいことにチャレンジするときに、専門家の視点で考えて実現していただく。そういうパートナーとして、引き続きお付き合いいただければと思います。(西田氏)

今まで2年間「e-ADWORLD2」を使ってきましたが、日立システムズの営業、SEの方々に尽力いただいたおかげで、汎用機のオープン化や合併時にオープン化していたシステムのリプレースなど、非常にうまくできたと感じています。今後はこのシステムを、ほかの自治体でも使ってもらい、さらに製品のブラッシュアップを図っていただき、それをまた当市にフィードバックしてもらえるとありがたいですね。(橋本氏)

お客さまの概要

広島県東広島市

広島県東広島市

設立
1974(昭和49)年4月20日
所在地
広島県東広島市西条栄町8-29
URL
http://www.city.higashihiroshima.hiroshima.jp/

東広島市様は、広島大学や広島中央サイエンスパークが立地する条件を活かして、産学官連携が進められ、「国際学術研究都市」の中心地域として発展しています。また、全国的に良質な酒どころとして知られる東広島市様では、毎年10月には「酒まつり」が開催され、日本全国の酒や酒蔵の風情を楽しむことができます。


酒どころ・東広島を象徴するイベント「酒まつり」の様子。毎年多くのお酒好きや家族連れでにぎわいます。


5世紀に作られたという「三ツ城古墳」。広島県最大のこの古墳は、規模・副葬品ともに貴重な存在として知られています。


品質・価格ともに日本一と謳われる「丸赤馬鈴しょ」の畑。高級じゃがいもとして、主に京阪神の市場に出荷されます。


江戸時代から宿場町として栄えてきた白市町の町並み。数々の古い家屋が独特の雰囲気を醸しています。

担当より一言

東広島市様と一緒に進めることができたことは、当社にとっても大きな財産となりました。


日立システムズ
尾崎司

このたび、東広島市様の基幹系業務における根幹となる、住民情報連携システムをご採用いただけたこと、また、東広島市様が抱えておられた課題解決のお手伝いができ、大変光栄に思っております。

本システムのご提案にあたり、全国的導入事例がない中で、理想を現実に変えるシステム構築へ、東広島市様と一緒に進めることができたことは、当社にとっても大きな財産となりました。

今後も、お客さまの課題に対し、最新の技術と適切なソリューションでご対応させていただくとともに、東広島市様にとってベストパートナーでいられるよう、精一杯ご支援させていただきます。

今回の取材にご協力いただいたお客さま

広島県東広島市
企画振興部 市政情報課 情報管理係長 西田幸雄氏
企画振興部 市政情報課 橋本光太郎氏

ご協力ありがとうございました。
2011年10月掲載
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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