日立連続紙ページプリンタ「HT-4558series」

「からだにうれしい安心品質」をキャッチフレーズに通販事業をおこなうウイルコ。お客さまからの「バーコードの印字不良で、代金の振込に手間取った」というクレームをゼロにするために買い替えたプリンタは、日立連続紙ページプリンタHT-4558シリーズでした。なぜHT-4558シリーズを選んだのか、導入により業務がどのように変わったのか、ウイルコで通販事業をおこなうダイレクト・マーケティング事業部にお話を伺いました。
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株式会社ウイルコ
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― ウイルコ、そして今回、日立連続紙ページプリンタHT-4558シリーズを導入されたダイレクト・マーケティング事業部のご紹介をお願いします。
石原氏) ウイルコは、時代と顧客のニーズにマッチしたオリジナリティの高い高付加価値製品を提供しています。昭和49年、石川県金沢市で創業し、昭和54年に会社を設立しました。その後、平成14年には通信販売事業をおこなっていた子会社を吸収合併し、情報・印刷事業、ダイレクト・マーケティング事業の2事業を柱に事業を展開、平成17年に東証2部に上場しました。会社全体の売上は連結ベースで259億円、そのうち6割を印刷事業、4割を通信販売事業が占めています。

― 連続紙ページプリンタを、どのように利用されているのですか。
山本氏) 導入したのは、日立連続紙ページプリンタHT-4558シリーズのミッドレンジモデル2台です。お客さまにお届けする商品の明細書や振り込み用紙の印刷をここでおこない、商品とともに梱包して出荷しています。日によってばらつきはありますが、印刷量はだいたい1ヵ月に10万枚くらいです。

― 連続紙ページプリンタを購入されたきっかけを教えてください。
山本氏) それまでは、フラッシュ方式の連続紙ページプリンタを3台使っていたのですが、購入して5~6年が経ち、印字品質など老朽化が気になり始めていました。そうした中で、直接的なきっかけとなったのは、お客さまから「コンビニで代金の振込をしようとしたら、振込用紙のバーコードが読みとれないと言われて手間取った」というクレームが1ヵ月で60件出てしまったことです。保守メンテナンスで一時的には収まりましたが、クレームをゼロにすることはできませんでした。 それで、修理費用の見積もりをお願いしたところ、「部品交換には数百万円かかるので、修理よりは新しい製品に買い替えた方が安いですよ」と提案されたので、買い替えを考えることにしました。
石原氏) 通信販売は、お客さまと対面する機会がないだけに、「安心、安全」の部分をお客さまにご理解いただくための配慮が、通常の店舗以上に必要です。「バーコード印字状態が悪く、振込に手間取った」といったことでさえ、お客さまの不信感につながりかねません。クレーム60件というのはあくまで氷山の一角で、あえて連絡はされなくても、同じような状況が発生したというお客さまは、それ以外にもいらっしゃるはずです。このため、クレームを減らすのではなく、ゼロにしたいと考えているのです。
山本氏) 買い替えた場合の見積もりは、確かに修理するよりも安かったのですが、ウイルコの購買方針としては、製品購入時には必ず相見積を取ることになっているので、同じような印刷ができる他の製品を探すことにしました。 「連続紙ページプリンタ」でネット検索したところ、連続紙ページプリンタのような大型プリンタを扱っているところは5、6社くらいしかなく、その中から選ぶことにしました。

― 買い替えにあたっての要件はどのような点でしたか。
山本氏) 一番重視していたのは、買い替えの直接的な原因となったバーコードの印字品質です。加えて、印字スピードも現状のものよりは少しスペックの高いものを考えていました。
― 5、6社をどのように絞り込んでいかれたのですか。
山本氏) 各社に機能の説明やお勧めの機種をご提案いただき、プリンタ本体の価格と、1日平均4500~5000枚程度の当社の印刷量から想定されるランニングコストについて、見積りをお願いしました。
製品の絞り込みにはかなり迷いましたが、消去法で3社に絞りました。消去のポイントは次の3点です。
この条件に絞り込んだ3社の本体価格はそれほど変わらなかったので、5年間、今のペースで使い続けた場合のトータルコストをポイントに、各社と価格を交渉し、さらに2社に絞り込みました。
2社に絞ったところで、従来機とは違うヒートロール方式の実際の印字性能を確認するための検証テストをおこなうことにしました。検証テストはまず、日立にお願いしました。

― 日立に最初に検証テストを依頼したのはなぜですか。
山本氏) 連続紙ページプリンタを扱う6社の営業に会いましたが、その中でも最初からしっかりとした対応をしていただいていたのが日立だったからです。
営業担当の方にはポイントをおさえた提案を纏めていただきました。こちらからお願いした件に関する対応も迅速でした。プリンタのパネルや機能といった外から見える部分については、我々でもだいたい分かるのですが、電気系統の話など機械内部のことなどはわかりづらかったのでいろいろと伺いました。その時の説明も、事細かで非常にわかりやすかったです。
かといって、提案内容は「売り込み先行」という感じではなく、HT-4558シリーズのラインアップの違いをきちんと説明していただいた上で、ウイルコの状況に合ったものを勧めていただきました。そういったところで安心感があり、話しやすかったのです。

― 検証結果はいかがでしたか。
山本氏) 結果としては、印字テストも成功し、問題はありませんでした。ただ、検証テストをして、私たちの方が心変わりをしてしまいまして...。
― どういうことでしょうか。
山本氏) 営業担当の方からお勧めいただいていたのは、HT-4558シリーズのエントリーモデルだったのですが、検証テストをおこなった場所には、エントリーモデルの隣にその上位機種のミッドレンジモデルがあったので、ついでにそちらも見せていただけることになったのです。 印刷を始めてみると、これが非常に高速で、印字性能もよく、私たちはすっかりミッドレンジモデルの方に心奪われてしまったのです。

― そんなに違いましたか。
山本氏) いや、もう、全然違いました。あれを見せられたら、大抵の人は心傾いてしまうと思います。印字スピードはエントリーモデルが2500行くらい、ミッドレンジモデルが3800行くらいで、2倍とまではいっていないのですが、その違いは明らかでした。
鈴木氏) スピードもさることながら、実際に使う立場の私としては、使いやすさが違うと思いました。
― 例えばどのような点でしょうか。
鈴木氏) まず、印字窓が見やすかったです。ミッドレンジモデルの方は、エントリーモデルに比べ、印字窓がかなり大きく、ライトも付いているので、印刷状況がとても見やすいのです。これであれば、おかしな状態で印字されていた場合も、早期に気づくことができます。
また、操作パネルはどちらも本体の天面に付いているのですが、高さがあるので、エントリーモデルだと、背の低い人は、背伸びをしないと確認しにくそうな感じがしました。その点、ミッドレンジモデルは工夫されており、操作パネルが少し斜めに立ち上がった格好で付いているので、誰でも無理なく確認ができると思いました。
― エントリーモデルかミッドレンジモデルか、という新たな選択肢が出てきたのですね。
山本氏) 印字性能についてはどちらも問題ないし、金額を考えれば、当初お勧めいただいていたエントリーモデルの方が、もちろんリーズナブルでした。でも、営業担当の方から、ミッドレンジモデルの価格も勉強していただけるというお話をいただいたので、こちらも候補としてかなり前向きに検討することにしたのです。
改めて、それぞれの機種の違いの説明などを伺っていると、検証テストの日は、予定していた時間を大幅にオーバーして、結局半日くらいお時間をいただきました。

― もう1社の検証テストはいかがでしたか。
山本氏) ヒートロール方式でも印字性能は問題ないことが確認できたので、もう1社の方の検証テストはおこないませんでした。それよりも、HT-4558シリーズのミッドレンジモデルの価格が、我々の予算と折り合うかどうか、日立の提案を受けてもう1社がどのような提案をしてくるかという点が一番の関心事でした。
― 最終的に導入されたのはHT-4558シリーズのミッドレンジモデルですね。
山本氏) はい。もう1社からも同じクラスの製品について、価格面でも魅力的なご提案をいただいたのですが、日立の営業担当の方にも頑張って勉強していただけたので、こちらのミッドレンジモデルに決めました。
石原氏) 当社の通販事業の現況を考えればエントリーモデルでも対応できたのですが、現場の責任者・担当者たちの強い推薦があったことに加えて、今後事業をもっと伸ばしていく計画でしたので、ミッドレンジモデルのコストパフォーマンスがすぐれていたことから、それに備えて効率を上げられる環境を整えておきたいという判断から、ミッドレンジモデルの導入を決めました。
― お話を伺っていて、検証テスト前の段階で、既に日立に気持ちが傾いておられた印象を受けます。なぜだったのでしょうか。
山本氏) それはありますね。1つには、「技術力に対する信頼感があった」ということがあります。日立には元々、技術力があるというイメージがありましたが、“プリンタ技術”に限ってみても、日立は連続紙ページプリンタを長年作り続けてきたと伺っていたので、購入後の保守やメンテナンスまで、安心してお任せできそうだという気持ちがありました。
実際にいろいろなお話をさせていただいても、製品の良い点も悪い点も含めて機械を知り尽くしている印象を受けました。私自身が元々は機械専門ということもあり、技術に対する信頼感は非常に大きなポイントでした。
もう1つは、先ほどお話しした営業担当の方の対応です。迅速で、細やかな対応は他社とは全然違いました。ですから、価格面で折り合いさえつけば日立で、という気持ちはありました。


― 使ってみて、どのような効果を感じておられますか。
鈴木氏) 6月に導入したばかりですが、スピーディな出荷が可能になったこと、業務全体の効率が向上したこと、バーコード印字が安定し品質が向上したこと、の3点を実感しています。
順にご説明します。
石原氏) もう1点、これはまだ検証はしていないのですが、消費電力、消耗品なども含めたランニングコストが、一枚4.2円から1.9円のコスト削減につながると聞いているので、その点の効果も期待しています。
― 製品について、何か気になっている点はありますか。
鈴木氏) 印刷前にプレヒートをしている時の音が、けっこう大きいという点ですね。ただ、最初の立ち上がり10分程度だけですし、印刷を始めてしまうと、あっという間に終了するので、気になって業務に支障が出るというものではありません。

― 保守・サポート体制はいかがでしょうか。
山本氏) 導入して1ヵ月後くらいに、一度プリンタが止まってしまったことがあるのですが、保守担当の方に連絡したところ、すぐに来ていただけました。原因は接触不良ということで、若干の調整で問題は解消しました。
それ以外には特に問題は発生していないので、その時の印象ということになりますが、スピーディ、かつ的確に対応していただいた様子を見て、安心してお任せできそうだなと思いました。プリンタに問題が発生し、出票できなくなると、商品の出荷もできないという状況にもつながりかねません。もしもの時には、とにかく早い対応を今後も期待しています。
鈴木氏) プリンタは駆動部が多いので、特に保守メンテナンスが重要です。個人的な印象なのですが、従来機の保守担当の方はメンテンナンスなどの際は、スーツで作業をされていたのですが、日立の保守担当の方は、作業服でした。ちょっとしたことなのですが、そういうところからも、プリンタの保守・メンテナンス作業をしっかりやってくれそうだなという印象を受けました。
― 日立に対する今後の期待をお聞かせください。
山本氏) 埼玉ロジスティクス・センターのシステム化は随時進めていますが、それでも物流業務には、手作業が残っている部分が多々あります。そうした作業についても、何かシステム的に対応できることがあれば、気軽に相談にのっていただけるような関係が、今回プリンタを導入したことで、築けたと思います。
営業担当の方には「他の事業所での問題もご相談ください」と言っていただいているので、今後は、ここ(=埼玉ロジスティクス・センター)だけでなく、他の事業所での問題も併せて、いろいろご相談させていただきたいと思っています。その際には、さまざまな事業を展開されている日立の”グループとしての強み”を生かしたご提案をしていただけることを期待しています。
― ありがとうございました
※ 取材日時 2009年8月
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